中国が米イラン戦争を「静観」する理由 習近平はこうして「漁夫の利」を得る(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース

 

中国が米イラン戦争を「静観」する理由 習近平はこうして「漁夫の利」を得る

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クーリエ・ジャポン

Photo: REUTERS / Evelyn Hockstein/

米国がイランへの攻撃を始めてから1ヵ月余り。なぜイランの友好国・中国は傍観しているのかという疑問が渦巻くなか、欧米のメディアでは、この戦争の「真の勝者は中国になる」との論調が見られるようになってきた。

 

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ナポレオンの格言

トランプ政権がイスラエルに何を吹き込まれたかはわからないが、イランへの先制攻撃に踏み切ったとき、

体制を転覆して核開発を放棄させることができると考えていたのだろう。

さらには圧倒的軍事力を示すことで、中国を威圧できるとも期待していたかもしれない。

 だが開戦から1ヵ月以上が経ったいま、このどれも実現していない。

 

少なくとも中国から見れば、米国のそうした目論みは「見当違いで傲慢だった」と、

英誌「エコノミスト」は報じている。

 

 同誌は中国の外交官や専門家、そして現職および元政府高官らに取材したうえで、

「彼らのほぼ全員がこの戦争を米国の重大な失策と見ている」と伝え、

だからこそ中国は傍観を決め込んでいると指摘する。

 

 中国の指導部が肝に銘じているのは、かつて

ナポレオンがアウステルリッツの戦いで述べた格言だという。

 「敵が過ちを犯している間は、決して邪魔をするな

 

 

敵の失策から得る「三つの果実」

もちろん、そうやって静観しつつも、中国指導部はこの戦争を注視し、

頭の中ではさまざまな計算をしている。

 

それはざっくりいうと、「この戦争が米国の衰退を加速させるのは不可避であり、

戦闘が収束した暁には中国に好機が訪れる」というものだ。

 

 では、具体的に中国はどんな漁夫の利を、どのようにして得る思惑なのか?

 

 エコノミスト誌は次の3点を挙げる。 

第一に、中国政府の見方では、米国は自らの力が衰えていると感じているがゆえにイランを攻撃している。

ドナルド・トランプ大統領は力があるうちに軍事力を誇示したいようだが、

そこに明確な戦略や自制心はなく、まるで自滅の道を進んでいるように見える。

 

 トランプは地上作戦の可能性にまで言及しており、イランが混乱に陥れば、

米国は中東での「火消し」に何年も費やすことになるかもしれない。

 

そうなれば、米国の東アジアへの関心は薄れ、まさに中国の思う壺である。

COURRiER Japon

 

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