感謝です。

 

日本は、やっぱし、「世界中で、特殊な国である」ことが、

非常によく、理解できました。

中国の歴史と比較することで、その特異性が際立ってきます。

 

〇 〇 〇

 

「明治神宮」、まだ、行ったことがありません。

睦仁さま、申し訳ありませんでした。

 

日露戦争、ご苦労様でした。

その恩恵に感謝しております。

今日も、「日露戦争」の、その偉大な歴史的意義を学びました。

「目から鱗」の経験でした。

 

司馬遼太郎の『坂の上の雲』も血沸き肉躍るの偉大ですが、

こちらは本物の歴史家の、キッチリとした「お仕事」です。

 

 

〇 〇 〇

 

高校時代の「日本史の授業」は、古代が充実していて、

更に、江戸時代で多くの時間が取られて、ようやく

「明治時代に入ったとところ」で時間切れで、ご卒業でした。

残念ながら「日露戦争」まで到達しませんでした。

 

「日本史の教師」も、「世界史の教師」も、「豪傑」で、偉大でした。

・・・仰げば尊し、わが師の恩

お二方は、授業の時間配分に関心がなく、

「我が道を行く」という感じの授業でした。

他方、

生徒は、教師に頼らずに、

勝手に、自分で「大学受験」勉強をしておりました。

 

やはり、

「近世以降の歴史」だけは、キチンと学ぶべきと、

今回、遅れ馳せながら、痛感しました。

亡くなる前に、この本が読めて、幸いでした!!!

多くの人に、お勧めする次第です。

 

外人だらけの「明治神宮」に寄せて

 

日中関係史 「政冷経熱」の千五百年

2015/8/18 岡本隆司(著)

日中の関係は、古来、ほぼ疎遠であった。
経済的な交流は盛んでも、相互理解は進まなか った。
現代の日中関係を形容する際に
「政冷経熱(経済面では交流が盛んなのに、政治的 関係は冷淡であること)」
と表現されることがあるが、
そもそも千五百年間、日中間はず っと政冷経熱であったともいえる。

遣唐使とは、少なくとも中国の側からすれば「敗戦国」からの朝貢使節に過ぎず、
この時 代、日本は東アジアから隔絶していた。
江戸時代になると、寺子屋で漢文を庶民に教える など「漢語化」の傾向がみられるものの、
中国文化を全面的に信頼することはなかった。
 
 一方、近代中国が西洋文明を学ぶ際、
原文ではなく「和製漢語」を通じてその概念を把握し ようとした。
ゆえに彼らは西洋文明の本質を理解しなかった。
そもそも和製漢語を生んだ日 本語と日本に対する理解も、表面的なものに過ぎなかった――。

サントリー学芸賞を受賞した気鋭の歴史学者が、
最新の研究成果を踏まえて綴る、
信頼す るに足る日中関係史

●遣唐使の時代――孤立する日本
●/寒冷化とモンゴル帝国の崩潰
●/日本人のメンタリティ
●/朝貢一元体制からの逸脱
●/基礎構造としての「倭寇」/
日本の「身代の入れ替り」――民治・民治の誕生
●/国書改竄
●/日本型華夷
●/米将軍とデフレ不況
●/漢語化する日本社会
●/日清戦争への道
●/変法――めざすは明治維新
●/立憲と日本化する中国
●/二十一カ条の要求
●/日中の産業革命
 
==或る書評より
まあ、本書で2000年に及ぶ日中関係史を理解できるか、或いは、
帯で宣伝している内容が本当に記載されているかは、疑問であるが、
近代の日中関係を理解するため、第4章、第5章が参考となる本。
☆ 特に第4章では、近代の日中関係の基本が、(西洋)国際法を学習しこれに準拠して行動する日本と、
自らの世界秩序(朝貢に基づく華夷秩序による中華天下)を死守したい清との対立であったことを簡明に指摘しており、
有意義である。
明治日本の(西洋)国際法に則った行動が、
清朝の華夷秩序に基づく中華天下を破壊した
(清朝にとっては)極めて憎むべき侵略的行動であったことが理解できる。
平野聡『「反日」中国の文明史』と合わせて読むと、一層理解が深まると考える。

☆ 結局、現在の中国共産党が目指している「偉大なる中華民族の復興」とは、
(西洋)国際法を認めた上での国家の富強ではなく、
欧米日の帝国主義諸国により破壊された中華天下の快復である。
それ故、南シナ海の南沙群島に対する領有権の主張も、
古代に中国領であったという(西洋)国際法では認められない
且つ事実に裏付けられない主張を平然と出来るのである。
現在の中国の行動は、(西洋)国際法秩序に対する大いなる挑戦であることが分かる。

☆ 本書は新書版のため簡明を旨として記述された由であるが、そのためか、
特に第1~3章に関しては、論拠が十分示されていない記述も多く、その点残念である。
 
==或る書評より
本書は、日本の歴史的事実が不分明な卑弥呼の時代から20世紀前半までの
日中関係について、コンパクトに概観したものである。
日本人の間では、古代においては、遣唐使や阿部仲麻呂のエピソード、また漢字文化の渡来等から、
日中は友好関係にあったというイメージがあるのではないだろうか。
しかし著者は、日本が大陸から一方的に影響を受けていただけで、日本が大陸に与えた影響は皆無だったという。
まだ日本が大陸から受けていた影響も偏ったものだったという。
中国が宋の時代にイノベーションが起き、産業・商業が活発になると、
中国側でも貿易の要求が高まり日宋貿易が活発に行われるようになる。
しかし、元の時代になると、鎌倉幕府が元の使節を殺害するなど常識を逸脱した行動を取ったため、
元寇が起き、日中間に経済面だけでなく、政治的な関係がクローズアップされるようになった。
鎌倉幕府が常識はずれの行動を取ったのは、漢字文化の摂取が表面的なものに止まり、
アジア・中国の常識を理解していなかったためである。

このように、本書では、各時代において日中両国の内情、
特に経済(両国の貨幣制度、税制、特産品等)がどのような状況であったのかを明らかにし、
それが日中関係にどのような影響を及ぼしたかを検討していく。
こうした視点からの日中関係の歴史は、高校の教科書はもちろん、
大学生以上を対象とした著作でもあまり深く述べられていないことが多いので、
本書のように新書というコンパクトな形で知ることができるのは、
読者にとってありがたい話である。

しかし本書は、いちおう20世紀前半までを対象としているとはいえ、
他のレビュアーの方の御指摘通り、日清戦争以降についての記述が極めて薄い
同レビュアーの方の仰る通りタイトルに偽りあり、といえよう。
そのため星1つを引かしていただいて、星4つとします。