始皇帝から、中国は「徳治主義」

つまり、「君子」が「民の幸福を中心」に政治を行う!

これが、

中国の「民主(民の幸福を「主」とする)主義」である。

 

カラマーゾフの兄弟の「大審問官」が、

中国の歴代の「皇帝」である。

 

そして、

「清王朝」の時に、中国が「世界最大の帝国」になった。

つまり、世界における「中華」「中国」なのである。

 

「習近平」は、これの復興を目標にしている!

 

米国の「民主主義」は「キリスト教信仰」そのものである。

だから、中国の現実には、相応しくない。

だから、

「米国版の民主主義運動」は、「国家転覆の犯罪」なのである!

 

バイデンは、この「中国の歴史」に無知である!

 

中国は「幸福な全体主義国家」なのか?大熊雄一郎著「独裁が生まれた日」から「中国でいったい何が起きているのか」を読み解く

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BUSINESS INSIDER JAPAN

大熊雄一郎著「独裁が生まれた日」。

習近平指導部のもと、自由な言論空間が急激に小さくなりつつある世界第2位の経済大国・中国。 

 

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筆者は北京で報道に従事していたある日、携帯電話にかかってきた中国共産党内改革派の老人から「この前あなたに話したことだが、『上』から警告されてしまった。記事にしないでほしい」と懇願される。 折しも新型コロナの感染拡大期。筆者は中国当局のコロナ対応についてつい数日前、この老人にうっかり電話取材してしまったことを悔いた。 その際老人が受話器の向こうでいつものように国家指導者を名指しで舌鋒鋭く非難したことを思い出したのだ。 老人のうわずった口調の前で、筆者は「安心してください、あれはただの雑談ですから、報道することは絶対にありません」と、その老人に向かって、そしてその会話をその架電時も盗聴しているであろう当局担当者に向かって言い聞かせるように語りつつ、自身の取材の不適切な手法を反省するのであった。

(『独裁が生まれた日』あとがき収録エピソードより)

 

 2023年3月、中国の全国人民代表大会(全人代)は、国家主席に3期目となる習近平・中国共産党総書記を選出した。習指導部は、習氏が2期目の国家主席に選ばれた2018年3月の全人代で憲法を改正し、従来「2期10年」と定められていた国家主席の任期制限を撤廃しており、1954年に制度が始まって以来、国家主席が3選されたのは初めてで、その先にあるのは首相以下の要職に習氏側近を据えた「一党独裁」どころか、党と軍と国家の権力を完全に習氏が掌握した一強体制の完成だった。

 

 

 この「独裁」はいったいどのような道のりを歩んできたのか。果たして毛沢東の時代にその源流を見ることはできるのか。そしてこの習氏の独裁にも終焉があるとすれば、それはどのようにして訪れるのか。

 

 

 筆者は、時事通信社を経て2009年に共同通信社に入社。社会部、外信部、政治部を担当するなかで2011~15、2017~23年には中国総局を舞台に活躍し、「活動報告草案の特報など中国共産党大会をめぐる報道」で2022年度、優れた国際報道に贈られるボーン・上田賞を受賞している気鋭のジャーナリスト。 本書は、言論環境が悪化してゆくなかで危険と隣り合わせの場に身をおきつつ、党や国家の中枢から、それに翻弄される市井の人々までを取材対象に、何気ない証言の数々や、目撃した日常の一コマを丹念に編み上げ、「習氏一強」の独裁体制が成立していった過程を、「独裁者に墨をかけた日」「自由主義新聞が死んだ日」「拷問いすに縛りつけられた日」「法が消えた日」「毛沢東になり損ねた日」「侵略を支持した日」「ゼロコロナが崩壊した日」など興味深い項目を連ねて掘り起こしている。

 

 筆者の視点と実体験に基づく数々のエピソードを通して、

権力が日常を侵食してゆく様が追体験でき、

それによって「習近平の中国」に実態に肉薄することができる渾身の書き下ろしドキュメントだ。

The News Lens Japan

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