12月第1週に、試験を受ける、ウクライナ人に、
ヴォランティアで、日本語を教えている。
ただし、彼女の母語は「ロシア語」!
日本語能力試験「N2」を受験する。
(「N1」が最高であり、その一つ下)
内容は、結構、難しいものも、含まれる。
もう6ヶ月しかない。
「マンtoマン」方式だから、「教え方は自由」である。
まあ、彼女は、
ある意味で、私の教育方法の「実験台」である。
それが、重要である。
そして、
私よりも頭がいい。
教えていると、自然と解る。
理解できない点を、はっきりと示すことができる。
今回、
「~は、そうゆうものだ。」と
「~は、そうゆうことだ。」との、差異の理解が必要になった。
よく解らないと訴える。
日本人は、正確に、区別して、使用している。
だから、
試験問題として、「N2」レベルになると、出される。
その根本原因が判明した。
彼女は、問題の日本文を「ロシア語に翻訳して」、
その土俵上で、勝負していたのである。
ロシア語に翻訳すると、両者は、同じ文になるのである。
中級以上の日本語では、
「文」を「単語」に分解して、
個々の「単語」の意味と、「それの結合の構造」と、
その両者の「違い」こそが、
意味の「微妙な違い」になるのである。
ロシア語に翻訳せずに、「日本語のまま」で分析する必要があるのです。
『みんなの日本語』日本語教育学会・勢力者たちは、
「文」を「単語」に分解することを、強烈に妨害する。
「はなし△て」ください。・・・△連用形で接続
これを「動詞の語形、テ形」と呼ぶ!
「はなす△と」困ります。・・・△終止形で接続
これを「動詞の語形、ト形」と呼ぶ!
これでは、
接続・助詞「て」と「と」との、区別ができなくなっている。
正しくは、2つの「単語」である。
動詞「はなし」+接続・助詞「て」
である。
これは、本居宣長と門弟たちが、
日本語を研究して、発見した、日本語の文法なのです。
それを、現在、
国文法を勉強しない、日本語に無知な
英文学者やフランス文学者たちが、
勝手に、インチキ文法もどきを造って、
外国人に教えている!
巨大な産業になり、利益「団体・集団」となって、
ますます、暴走を強化している!