90%が女性天皇に賛成!岸田政権内でも高まる「愛子天皇」実現の機運で心配される「紀子さまの胸中」(女性自身) - Yahoo!ニュース
90%が女性天皇に賛成!岸田政権内でも高まる「愛子天皇」実現の機運で心配される「紀子さまの胸中」
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人気が日に日に高まっている愛子さま。春の園遊会にも初めて臨まれた/Copyright (C) 2024 Kobunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
少しずつ緑が深まってきた4月30日、東京都清瀬市を訪問した紀子さまは、市郷土博物館で結核に関する展示をご覧になったほか、結核の療養施設群があった場所を巡られていた。
【写真あり】園遊会で愛子さまと紀子さまとの間隔が少し空いた場面
就任して30年となる公益財団法人結核予防会の総裁として、たびたび同地を訪れている紀子さまだが、この日はいつもよりご表情に影が差されているようだった。宮内庁関係者は、 「やはり、この数日前に報じられた世論調査の結果をご覧になり、動揺されるお気持ちがあったのかもしれません」 共同通信は4月28日、天皇陛下のご即位5年を前に、18歳以上の男女3千人を対象に実施した皇室に関する全国郵送世論調査の結果を報じた。 なかでも女性天皇を認めるという意見が90%に上ったことは、紀子さまのみならず宮内庁内にも衝撃が走ったという。
「メディア各社が行う世論調査で、これまでも女性天皇への賛同は6~8割台でしたが、9割という高い数値で、かつ反対派が1割以下にとどまった調査結果はこれまで見たことがありません。この結果に、宮内庁内からは『愛子さまの存在感が大きくなっているからだろう』という声があちこちから聞こえてきます」(皇室担当記者) 三重県と奈良県のご訪問時の国民へ寄り添おうとされるお声がけ、日本赤十字社でのご精勤ぶり、初めての園遊会ご出席……。愛子さまがお務めに励まれるほど、より身近な存在として、親しみの感情を抱く国民が増えているのだ。 「9割という結果は、『愛子天皇』を想定した女性天皇の誕生を期待する国民がより多くなっているということの証左なのでしょう。じつはこうした機運の高まりと前後するように、“愛子さまが即位されるにはどうすべきか”と、政権上層部で検討が始まったというのです」(前出・宮内庁関係者)
■起死回生の一手は「女性天皇の実現」
岸田文雄首相は昨年、「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」を発足させ、皇室が直面する問題を議論してきた。そして大型連休明けの国会では、減少する皇族数の確保など皇室典範改正に向けた与野党間の協議が本格化する。こうした状況のなか、岸田首相や自民党幹部の間で、「愛子天皇実現」へ向けた動きが、水面下で始まっていたのだ。自民党関係者は内情を明かす。 「4月下旬に、岸田総理と麻生太郎副総裁の間で、“自民党として女性天皇容認を打ち出せないか”という話し合いが持たれたというのです。同じタイミングで、総理の最側近で、懇談会の事務局長を務めている木原誠二幹事長代理が“極秘に動いている”という情報も広がっていて、より現実味を帯びた話だとみられているのです。 先月末の衆院補選で議席を減らし、内閣支持率の低迷も続いています。各種世論調査で多数派になりつつある女性天皇容認を打ち出せば、岸田総理にとっては支持率の回復を見込める起死回生の一手となるでしょう」
自民党はこれまで、2022年に死去した安倍晋三元首相を筆頭に保守派の影響力が大きく、男系男子による皇位継承の堅持という意見が支配的だった。 「生前の安倍元首相が“愛子天皇誕生に道筋をつけるべきだ”と、親しいジャーナリストに語っていたことが没後に報じられ、党内にも動揺が広がっていました。 女性皇族が皇族以外の男性と結婚して、生まれた子供が皇位を継ぐという女系天皇の前例はありません。しかし、歴史上には10代8人の女性天皇がいます。男系の“皇女”である愛子さまが即位することは、皇室の伝統から照らしても不自然なことではないのです」(前出・皇室担当記者) 静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは、女性天皇を認めることは安定した皇位継承のために欠かせないとし、こう続ける。 「皇室の将来にとって大きな問題は、皇位継承者の不足にあります。現状では、皇嗣である秋篠宮さま、悠仁さま、常陸宮さまのお三方のみしかおられません。 最新の研究では、男系男子による皇位継承には根拠がないとされています。国民の大多数が願う『愛子天皇』へ政権が舵を切ることは、民主主義国家として正しい流れではないでしょうか。一部の保守派の意向を、世論を無視して強引に推し進めるほうが、よほど問題があるはずです」 だが政権の方針転換に紀子さまは愕然とされているのではないかと、前出の宮内庁関係者は語る。 「2006年9月、39歳だった紀子さまは、部分前置胎盤のため帝王切開で悠仁さまを出産されました。身体的に大きな負担がかかっていたはずですが、“皇室の将来を救うため”と、壮絶な使命感で臨まれたと聞いています。 その後も、名門校への進学など教育環境の整備、沖縄、広島や長崎といった戦争の記憶を語り継ぐ場所へいっしょに足を運ばれたり、紀子さまは悠仁さまの帝王教育に必死に心を砕かれてきました。
それだけに、『愛子天皇』の実現で悠仁さまのご即位が遠のくというシナリオに、紀子さまが複雑なお気持ちを抱かれても、無理もないことのように思えます」
日を追うごとに高まる「愛子天皇」への国民の支持に、紀子さまは憂愁を募らせておられるのか。
「女性自身」2024年5月21日号
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