2023年8月

 

 

 

グリューネヴァルト〈イーゼンハイム祭壇画〉への誘い

不治の病であった「聖アントニウスの火」の治療を専門とする修道院に設置されていた〈イーゼンハイム祭壇画〉。
多翼祭壇画の9つの面には、それぞれどのような意味が込められているのか。
血を流す小羊、神殿の中で戴冠される少女、両手を広げ聖痕を見せるキリストなど、パネルごとに図像解釈を詳説する。
また、謎多き画家グリューネヴァルトの画業と生涯についても、最新の研究を交えて考察。その足跡を辿る。
 
1986年、神戸市生まれ。神戸大学文学部卒業。
トリーア大学美術史学部留学などを経て、神戸大学大学院人文学研究科博士課程後期課程修了。
博士(文学)。
現在、鎌倉女子大学非常勤講師、日本大学芸術研究所研究員。
専門は16、17世紀のドイツ美術史。

【主要業績】
論文に
「『実物に倣って』描く : ザントラルトによるヴァランタン・ド・ブーローニュ評」『美術史論集』21、2021年、49-66頁。
「〈イーゼンハイム祭壇画〉《キリスト復活》に関する一考察 : 「オランス型」キリストの機能をめぐって」『美術史』62(1) 、2012年、137-151頁。
「〈イーゼンハイム祭壇画〉研究」(博士論文)、神戸大学、2018年。
共著に
『イメージ制作の場と環境―西洋近世・近代美術史における図像学と美術理論』中央公論美術出版、2018年。
 
  • 大杉千尋

出版者・発行元
教育評論社
総ページ数
312
担当ページ
 
DOI
 
ISBN
4866240857

リンク情報
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大杉 千尋 (Chihiro Osugi) - マイポータル - researchmap

所属
跡見学園女子大学 兼任講師
 
日本大学 芸術研究所 研究員
 
鎌倉女子大学 非常勤講師
学位

博士(文学)(2018年3月 神戸大学)


J-GLOBAL ID
201901000271649679
researchmap会員ID
B000354035

16世紀の画家マティアス・グリューネヴァルトと、

17世紀の画家・美術理論家ヨアヒム・フォン・ザンドラルトについて研究しています。

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