大脳皮質は、遺伝子の突然変異で、増築を、繰り返したもの。

 

最終的に「ホモサピエンス」の1種だけが、生き残ったので、

「頭脳の構造」は、全く、同じになっている。

「能のしわ」も、同じところに、同じようにある。

 

「他の類人猿」は、生き残るのに、失敗して、みな消え去った。

 

突然変異そのものが偶然だから、

生き残った「人類」そのものが、偶然である。

 

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世界の99%を貧困にする経済

 

世界の99%を貧困にする経済

2012/7/21

ジョセフ・E・スティグリッツ (著)

大衆を食い物にして、何の責任もとらず、富をむさぼる上流層。

その手口は、政治・経済のルールを自分たちに都合よく作り上げ、

それがすべての人々の利益になると大衆に信じ込ませるものだった。

アメリカ、ヨーロッパ、そして日本で拡大しつつある「不平等」のしくみを解き明かし、

万人に報いる経済システムの構築を提言する。
経済・経営学者、エコノミストの投票でその年に出版された経済・経営書、ビジネス書の中で

最も優れたものを選定する「ベスト経済書ランキング」2012年の第5位に選ばれました!

 

この「人類」が2つの方向で暴走して、破滅に向かっている。

 

一つは「人口爆発」

 

もう、一つは「資本主義経済」の暴走で、

格差社会から、

大部分の人々が、生きていけなくなり、破綻する。

 

どちらも明確に破綻が見えているのに、

誰も止めることはできない。

 

暴走して、破綻して、

再び、ゼロから、再構築するしかない。

 

日本が、軍部の暴走で、太平洋戦争に突入し、

東京大空襲、広島長崎の原爆で、

310万人の死者を出して、敗戦となって、暴走がやっと止められた。

 

第三次世界大戦が起こって、

プーチン、習近平、金正恩、バイデン、トランプ、・・・

物理的な戦争、核兵器の応酬で、全てを破壊して、ようやく終了する。

 

善悪や、正義かどうか、には関係しないで、

物理的な破壊で、全てを消耗させ、

人間の消耗、弾丸の消耗、…それで決着がつく。

 

隕石の衝突で、

それまで繫栄していた「恐竜」が絶滅し、

夜行性の鼠のような「哺乳類」が、代わりに繁栄してきた、

 

それと、同じことが、今の人類に起こってくる。

 

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バカのものさし 

(扶桑社BOOKS文庫) 

養老孟司(著)

「ゲームが止められない」「お前は頭がわるいと親に言われた」等、子どもの素朴で切実な相談に脳の仕組みを紐解きながら、養老先生が的確にアドバイス!子を持つ親も必読の書!

子どもの質問ってずいぶんおもしろいですよね。笑って答えるのと、怒って答えるのと半々ぐらいでした。子どもの質問に怒っちゃいけませんが、子ども自体に怒るよりは、子どもをそうしちゃったおとなに怒ってるんですよね。まったく、なんという常識つけてんだって、てね。ー本書「あとがき」よりー

※本書は2011年、イーストプレスより復刻刊行された『バカなおとなにならない脳』を大幅に改訂し、文庫化したものです。
 
==或る書評から
小、中、高校生・・・少し大人の人もいます・・・の切実な疑問、珍問 奇問に養老先生がズバッと回答する、といった趣向の本です。
 先ず、序章ですが、ここにこの本のエッセンスというべきものが詰まっています。
 頭の良し悪しは、測るものさしによって変わる、
小さいときは、自分の体を動かすことで、脳が発育する、
 脳は繰り返すことで学んでいく、
脳に残るのは、「変わらないもの」だけ・・・・・・・。

 そして、子どもからの質問ですが、「お前は頭が悪いと言われます」、早く寝ないと、バカになりますか?
 「こころ」はどこにあるんですか?、努力はムダだと思いますか?、ちかごろのこどもは、キレやすいって本当ですか?、 
 ゲームが止められません、人間のすべてのことは、いつわかりますか?
 少し質問を取り上げてみましたが、相当難しいものばかりです!
 例えばゲーム依存症ですが、現実ではかなり努力しないと報酬が得られないが、
 ゲームでは、短絡的にそれが手に入れることが出来るからゲームに走る、
 もっとからだを使って遊べ、自然と付き合いなさい、と回答されています。
 また、別の質問ですが、殺人を犯す脳は、普通の人の脳と違っている、これも脳科学者としては当たり前の見解なのでしょう。
 精神鑑定より脳を調べなさい、という考え方も、腑に落ちます!
 あとがきにもありますが、子どもにこんな質問をさせるのは、やはり親が悪いということになるのでしょう!
 子どもは親を見て大きくなりますから。
 私はサラリーマンではなく、自営業なのですが、住居と診療所が別なのです。
 やはりもっと親が苦労しているところを見せておかなければいけなかったのかな、と反省しています!
 そういった意味で、本書は子供の質問に答えるという形式になっていますが、
 実は大人に向けて書かれているのではないかとも思います。