壮絶な「鈴木格禅」師の最後の提唱

「一人ひとり会いに行って、お礼を述べなければならない」

車いすに座ったままで、重い癌の苦痛の下、「末期の体」全身で、叫び続けている。

ただただ、呆然と見るだけ。異常な緊張の空間。

「死ぬ」ということは、このような状態になってしまうことなんだ・・・

 

〇 〇 〇

 

鎌倉五山・円覚寺、管長代行で坐禅修行を指導なさっていた。

 

懐かしい「お顔」ですね。

「書」は体を表す。

まるまっこい「字」…

 

1975年頃、北鎌倉の円覚寺で、

「当たり前」のことを言っているだけで。

ちっとも有難いと感じられなかった。

まるで、親から説教されているような…

 

当時、朝比奈宗源管長は、愛国心の政治運動に邁進中で、いつも不在状態だった。

代わりの「説教」で、何度も聴いた。

政治色は一切なかった。管長に反抗?

 

 

おかげさまいっぱい

2011/10/1 足立大進(著)

 

 

 

 

〈ありがとう〉の人生:

 足立大進仏心講話集

2005/7/1 足立大進(著)

 

 

もう死んでもいいのですか、ありがとう: 

足立大進仏心講話集

1992/6/1 足立大進(著)

死を本当に見つめたとき、人は初めて真の安心を得る。
なすべき仕事をなしとげて、心残りなく「ありがとう」といえる最期でありたい-。
禅的ユーモアの中に生死の根本を語る、いきいきとした今日を生きるための人生読本。
 
 
 

安心の道しるべ:

 足立大進仏心講話集

2001/7/1 足立大進(著)

禅では「無心」になるという。ところが無心になろうとすると、かえって無心に遠ざかる。
目前のことに集中し成り切ると、自ずから無心がひらけてくる。
これがすなわち安心(あんじん)の真骨頂です。
一般向けの説教集。
 
 

即今只今

2009/8/1 足立大進(著)

 
 
臨済宗の禅僧 1891年生まれ(1979年没)
鎌倉・円覚寺住職。臨済宗円覚寺派管長。
水戸黄門、大岡越前など、時代劇の題字を手がけたことでも知られている。
京都妙心寺、鎌倉円覚寺で修行。1942年円覚寺貫主。
1945年円覚寺派管長。
1963年に賀川豊彦、尾崎行雄らと
世界連邦運動推進のため世界連邦日本仏教徒協議会(世連仏)を結成、会長となる。
教育では1934年~1942年まで横濱専門学校(現神奈川大学)で倫理学講師を担当、
高歯の下駄で鎌倉から通い横濱専門学校の多くの学生から慕われる。
1936年2月26日朝(二・二六事件)、一時間目の授業に教壇に立つや
「今朝、軍の暴徒が首相始め高官達を襲って暗殺したらしい。
こんなことを許していては日本は滅びてしまう」と横濱専門学校の学生に言ったと伝わる。
 その後、駒澤大学教授。
大戦中、中国や南方で従軍布教。
1945年、広島に原爆が投下されるや、木戸幸一内府や平沼騏一郎らに終戦決断を迫った。
1974年、生長の家開祖・谷口雅春らに呼びかけて「日本を守る…