遺伝子を用いて、「本能」として伝える!
更に、
親・無数の頭脳が、「情報・言語」として伝える!
後者によって、
無数の、古今東西の「経験情報」が、伝わる。
それで、
頭脳の内部に「独自の意味空間」を構築し、
「新しい経験」を吸収して「意味空間」を改良・修正しながら、
次に世代に、他人の頭脳に、蓄積続ける。
「一人一人の意味空間」内で、生き続けるのだから、
外部の変化を、遮断して、生きることも可能になる。
つまり、
客観的な、物理的な世界の束縛から、
人類は離陸したのである。
これは、人類進化での最大の分岐点である。
この時点から、
人類は、「自己」を「実体」と認識するようになった。
「自己の死」への恐怖心から、「死後の世界」「宗教」が生まれた。
しかし、
釈尊は、自己の「死苦」に追い詰められて、
「死苦」の起こるプロセスを、冷静に、正確に、観察して、
「自己」は「実体」ではないと、発見した。
正しくは、実際は、
「自己」は「現象・働き・出来事」へのラベルである。
21世紀の科学の時代では、
この事実を基盤とした「宗教」が必要となる。
釈尊、竜樹菩薩、道元和尚、南直哉師による、ルネッサンスである!
「日本曹洞宗」は、
・道元和尚「原始仏教」と
・瑩山禅師「日本教、先祖崇拝・日本天台本学思想・日本達磨宗」と、
この「二刀流」で、教団の改革に邁進しなければならない。
「人民の、人民による、人民のための、政治」
Politics of the people, by the people, and for the people.
『修証義』は、
明治になって作成され、叡山禅師の教えに沿って、
「在家の、在家による、在家のための、日本曹洞宗」
の「立宗」宣言である。
これは、その意味で、重要な働きをになっている。
現在、曹洞宗では、「お経」として位置づけられている。
臨済宗での「白隠禅師・坐禅和讃」に相当する。
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源勝寺・石亀環道和尚は、以下を用い、「坐禅」の終わりで、唱和した。
道元禅師「普勧坐禅儀」(原文と訓読文) (sybrma.sakura.ne.jp)
普勸坐禪儀 觀音導利興聖寶林寺沙門道元 撰 |
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