日本語は「クレオール語」だから、

「ルーツ語」を探すのは無意味・間違いだ!

 

現在の朝鮮語は、明治になって朝鮮人が日本に留学して、

日本語をベースにして、新規に「朝鮮語」を開発したので、

日本語を真似たので、似ているのは当然である。

戦後、愚かにも漢字を廃したので、

現在の若い世代で、言語が混乱している。

過去の朝鮮人の「精神・書物」を読むことが出来なくなっている。

 

日本人は義務教育で「古文」「漢文」を習得するので、

『万葉集』『枕草子』『源氏物語』『平家物語』『方丈記』『徒然草』など、

原文で読もうと努力すれば、なんとか読むことは可能である。

昔の「日本人の心」が良く解る。

 

「平仮名だけの新聞」を想像して下さい。

だから、「発音記号・ハングルの朝鮮語」を捨てて、

「英語の崇拝」に走っている。

 

世界文学全集として、「朝鮮語=発音記号・ハングル」に翻訳するのだろうか?

かったるくて、読んでいられないだろう。

文章は「漢語」だらけなのに、肝心の「漢字」がない!

 

倭国の時代 (ちくま文庫)

2009/2/10 岡田英弘(著)

 
日本語は、朝鮮半島ルートの「商業のルート」で用いられた
「中国語のピジン語」を基盤にして、大和朝廷の「和語」を組み入れる。
具体的には、
663年、朝鮮半島の「白村江の戦」で、「唐軍」に完敗して、
巨大な中国に対して、侵略を防ぐ目的に「日本語」が短期間の間に、開発された。
天才たち、柿本人麻呂、山之内憶良、家持、が精力的に開発し『万葉集』とし、
更に、地方において和歌の会を開き、日本語の書き方を広めた。
中央集権国家を築き、文書で、全国を支配した。
岡田/英弘
1931年東京都生まれ。東京大学文学部卒。57年『満文老档』の研究で日本学士院賞受賞。
東京外国語大学名誉教授。その研究は中国史、モンゴル史、満洲史など広範にわたる
 

 

 

 

 

 

 

クレオール語と日本語(新たな書き下ろし)

 (岩波セミナーブックス 77)

1999/10/28 田中克彦 (著)

近年,クレオール文化やクレオール語についての関心が高まっているが,
はたしてクレオールの真の意味は理解されているのだろうか.
クレオール学の祖シューハルトの業績をはじめ,
19世紀以後の比較言語学におけるクレオール諸語研究をふりかえりながら,
クレオール語と日本語のかかわりを説く.
問題提起の書.
 
==或る書評から
英語から生まれたピジン語やフランス語がもととなったクレオール語について、成立や発音・文法などがわかりやすく説明されている。西欧からは、いかにもいいかげんで野蛮な言葉として見られているが、実際にはそれぞれ合理性があって、その結果として各言語が成立したことが文例を示しながら解説されている。その意味では興味深く読んだ。
 
ただし、
本書の帯には 「問題提起の書」 「日本語はクレオール語!」
 「言語としてのクレオール語の意味とクレオール語と日本語の関係を説く。」 と書かれている。
日本語が、
構造はチュルク語などに似ており、
文法は朝鮮語に近く(注:朝鮮語は、短期間で、日本語を真似た)
発音では南方要素があるなど、
成立には、多方面からの重層的な影響があった可能性があるなどと言われることもあるので、
そのあたりのことを期待していたのだが、これについてはちょっと期待はずれだった。