アチソンの「誤解を招く発言」で、

米軍が戦線を撤退すると考えて、

金日成は侵略戦争・朝鮮戦争を開始した!

事前に、

ソ連のスターリンの「絶大なる軍事支援」があった。

中国の毛沢東の「300万人の兵士の支援」も、当てにしていた。

 

現在、

プーチンは、北朝鮮を支援する余裕はない!

 

習近平も、米国と戦争したら、貿易立国・中国の経済は破綻する。

中国が購入した膨大な「米国の国債」は、ただの「紙切れ」に変わる。

 

金正恩が「戦争決断」、米韓中の北朝鮮専門家はこう見る(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース

 

金正恩が「戦争決断」、米韓中の北朝鮮専門家はこう見る

配信

クーリエ・ジャポン

2023年10月、北朝鮮を訪問したロシアのラブロフ外相と会談する金正恩 Photo by Russian FMA Telegram Channel / Handout / Anadolu via Getty Images

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は1月15日、最高人民会議でおこなった演説で、南北の統一はもはや不可能であるとの認識を示し、韓国を「主敵」とみなすべきだと語った。さらに19日には、韓米日合同軍事演習に対抗して、水中核兵器システムの実験をおこなったと、国営の朝鮮中央通信が伝えた。

 

  【画像】金正恩が「戦争決断」、米韓中の北朝鮮専門家はこう見る

 

このように北朝鮮の威嚇が強まるなか、米国の著名な専門家2人が「金正恩は戦争に踏み切る戦略的決断を下した」と警鐘を鳴らす論考を公開し、注目を集めている。

「戦争決断」の根拠は?

論考を執筆したのは、元米国務省高官のロバート・カーリンと核科学者のジークフリード・ヘッカーで、米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」で公開した。 米紙「ワシントン・ポスト」によれば、カーリンはかつてCIAを代表する北朝鮮アナリストで、平壌のプロパガンダをよく分析していた。ヘッカーも平壌を幾度となく訪問している北朝鮮ウォッチャーだ。そして、いずれもタカ派的な見解を持っていないことで知られている。 そんな2人によれば、金正恩が戦争への決断をするに至った転換点となったのは、2019年の米朝首脳会談の決裂だ。これに失望した金正恩は、それまでの対米関係正常化を目指す道を捨て、中国とロシアに接近することを選んだという。 とくにロシアのウクライナ侵攻で中ロ関係が緊密になる一方、少なくとも北朝鮮にとっては国際社会における米国の後退という地政学的シフトが見えたことが大きかったと分析している。 狙いどおりロシアとの軍事的協力関係が深まるなか、2023年に入ると北朝鮮高官が戦争準備を示唆する発言を定期的にするようになり、金正恩の韓国に対する好戦的なレトリックも強まっていった。

 

 米国と韓国は「鉄壁の」抑止力が効いていると信じているかもしれないが、

現状では「それは命取りになりかねない」と2人は警告する。

 

「歴史が示しているように、ほかに良い選択肢がないと確信した者は、

最も危険なゲームでもやってみる価値があると考えるようになるのだ」

 

韓国と中国の専門家の見方は?


こうしたカーリンとヘッカーの警告を、ほかの専門家たちはどう見ているのだろうか?

 

ワシントン・ポストは「朝鮮半島で軍事的衝突のリスクが

明らかに高まっているという点では専門家らの見解はほぼ一致している」と伝えている。

ワシントンのシンクタンク「アトランティック・カウンシル」が2023年11月に100人以上の専門家や関係者の意見を聞いた調査によれば、

北朝鮮は全面核戦争が起これば生き残れないことを知っているが、

今後10年以内に核兵器を使用する限定的な方法を見つける可能性があるという。

それでも実際に北朝鮮から戦争を仕掛けてくるかについては専門家の意見も分かれる。

韓国国防分析研究所のイ・ホリョンは

戦争勃発の可能性はかなり低いとして、

「もし金正恩政権が戦争の準備を真剣に考えているのであれば、

大量の武器や弾薬を海外(ロシア)に送るのではなく、

備蓄しているはずだ」とワシントン・ポストに語っている。

同じくソウルにある北韓大学院大学校のヤン・ムジン学長も、

「北朝鮮はこの地域で新たな戦争を始めることに対して、

中国やロシアからの全面的な支持をまだ得ていない」と指摘する。

 

北朝鮮の最も重要な同盟国である中国のアナリストたちも、

北が攻撃されない限り、金正恩が戦争に踏み切ることに懐疑的だと、

米紙「ニューヨーク・タイムズ」は報じている。

中国人民大学(北京)の時殷弘教授は、

北の指導部は理性を失っているわけではなく、

最終的には自己防衛のために行動しており、

戦争を始めることはその目的に反すると同紙に語っている。

 

COURRiER Japon

【関連記事】