単に「本土並み」が、早まっただけ!

中国本来の「君子が中央集権で統治」&「「科挙制度」に

変わりが生じない。

そうしないと、近代の「国民国家」を維持できない。

「中国」は、国内に植民地を抱えて、発展するしかない。

 

「民主主義」とは「キリスト教信仰」であるから、

「欧州と米国」では「国是」であり、

世界中に拡散するのが「使命」と信じている。

「世界のお節介」である。

 

その中で、

日本は、戦前に、米国よりも先に「普通選挙」を実現した。

朝鮮人も、日本本土では「被選挙権」があり、

実際「国会議員」に選挙で選ばれた。

(ただし、朝鮮半島の政治は、「日本人でも」選挙権がなかった。)

 

そもそも、

米国こそが「民主主義」を破壊している。

習近平にとっては、

米国の進める「民主主義」は、ダメの標本「反面教師」である!

 

同様に

「イスラム教」には、「キリスト教」とは、異なる「政治体制」がある。

 

結果ありきの選挙、冷めた目の香港市民 阿古智子・東京大教授(産経新聞) - Yahoo!ニュース

 

結果ありきの選挙、冷めた目の香港市民 阿古智子・東京大教授

配信

産経新聞

東京大学の阿古智子教授=11日午後、東京都千代田区(斉藤佳憲撮影)

香港区議会選の投票率は過去最低となる27・5%だったが、政府が必死に投票率アップ策を講じてやっとこの数字だった。

 

公務員に投票を証明するカードを配って強制的に投票させるなどしたようだが、果たして自分の意思で投票した市民がどこまでいたのか。

 候補者が親中派ばかりの結果ありきの選挙で、民主的な機能を果たしたとは到底思えない。

 

香港国家安全維持法(国安法)施行以降の政府に多くの市民が冷めた見方を持っていることが改めて分かった選挙だった。

 

 今は香港を離れた民主派らの穴を埋めるように中国本土から人が流入し、政府の支援で公共住宅に優先的に入ったり、補助金をもらったりしている人もいる。

こうした優遇策に不満も出ているが、批判は許されない。

中国の環境に慣れた移住者が増えれば、選挙で香港の実態が見えなくなる恐れもある。

 

 今後は「一国二制度」の崩壊がより目に見える形で表れてきそうだ。

 

選挙で当局に抗議した民主派が逮捕されたが、少しの批判も封殺される言論統制の厳しさを示す事件だ。

 

状況は国安法施行時より悪化しているが、中国が民主化しない限り改善しないだろう。

 

 民主的に社会を動かそうとしてきた香港市民の心はそう簡単に変わらない。

元民主活動家の周庭氏も愛国教育を受けさせられたが、カナダに亡命し「世界が香港に関心を」と勇気をもって訴えた。

そうした声を横目に「愛国者統治」を掲げ、

選挙で自分らに背かない議員ばかりを集める政府が滑稽に見えて仕方ない。

(聞き手 桑村朋)

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