師を送りて | 臨済宗大本山 円覚寺 (engakuji.or.jp)
円覚寺派前管長 足立大進老師ご遷化 - 禅と茶の集い (hatenablog.com)
鎌倉五山第二位・円覚寺
鈴木大拙が、管長「釈宗演」の通訳で、米国シカゴに渡った。
夏目漱石が、坐禅で佇んで、結局は、諦めて戻った。
1970年代初め、独身だったので、「土曜日曜坐禅」に通った。
柳生流の剣道の道場を移設した「居士林」。
坐禅希望者に一人ひとり面接したのが、この足立大進老師だった。
一人ひとり、呼ばれて、部屋に入った。正面に、
老師が一人座っていて「何のために、坐禅をするのか」を質された。
面接があるとは知らなかったので、不意打ち状態だった。
当時、僧堂の師家代行に就いていた。
大分後に、一度だけ、朝比奈宗源管長の講和をうかがった。
普段の日曜講話は、足立大進老師が務めていた、
その時のお話がまざまざと思い出される。
“安心”の道しるべ
足立大進 仏心講話集
2001/7/1 足立大進(著)
禅では「無心」になるという。
ところが無心になろうとすると、かえって無心に遠ざかる。
目前のことに集中し成り切ると、自ずから無心がひらけてくる。
これがすなわち安心(あんじん)の真骨頂です。
一般向けの説教集。
足立/大進
1932年(昭和7年)大阪市横堀に歯科医の次男として生まれる。
1932年(昭和7年)大阪市横堀に歯科医の次男として生まれる。
1946年(昭和21年)兵庫県朝来郡の臨済宗妙心寺派の寺で得度。
1955年(昭和30年)京都花園大学卒業。円覚寺専門道場に掛搭。
1969年(昭和44年)円覚寺専門道場の師家代行。
1980年(昭和55年)臨済宗円覚寺派管長に就任