トランプと会食した「Z世代の白人至上主義者」24歳の主張(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース

トランプと会食した「Z世代の白人至上主義者」24歳の主張

配信

 

 

 

Forbes JAPAN

Getty Images / ニック・フエンテス

ドナルド・トランプ前大統領は11月22日、ラッパーのカニエ・ウェストと会食したが、その場に白人至上主義者で悪名高い極右活動家のニック・フエンテスが同席していたことが激しく非難されている。 現在24歳のフエンテスは、ボストン大学に在学中だった2017年に、バージニア州シャーロッツビルで行われたオルタナ右翼の抗議集会「ユナイト・ザ・ライト」に参加したことで「殺害予告を受けた」と発言したことで、世間の認知度を獲得した。

 

 フエンテスは2020年に極右団体の「アメリカ・ファースト政治行動会議(America First Political Action Conference)」を設立し、イスラエルを支援する共和党主流派を批判したが、マジョリー・テイラー・グリーン議員やポール・ゴーサー議員などの極右系の共和党議員には気に入られ、彼らのイベントで演説をするようになった。

 

 ゴーサー議員はその後、2021年6月にフエンテスと会談した後に、「共和党は、意見の食い違いがあったとしても若い有権者にアピールすべきだ」と述べた。 強固なトランプ支持者であるフエンテスは、信者らに「すべての州議事堂を襲撃する」よう呼びかけ、2021年1月6日の

暴動では信者たちを率いて連邦議事堂へ向かい、後にこの暴動を「最高」と呼んでいた。

 

彼はその1年後に、議事堂襲撃事件を調査する下院委員会に召喚されていた。

 

 今年2月の極右集会で講演したフエンテスは、

ウクライナに侵攻したロシアのプーチン大統領を応援し、ヒトラーの名を出して彼を称賛した。

 米国最大のユダヤ人団体である名誉毀損防止同盟(Anti-Defamation League、ADL)は、

フエンテスがSNS上で「反ユダヤ的で人種差別的な考え」を推進していると非難している。

 

彼は、「白人のジェノサイド」によって白人の弱体化が進んでいると考え、メキシコとの国境を閉鎖することを支持している。

また、LGBTQの権利の推進運動を、「ユダヤ人によるアメリカの信条の破壊」と呼び、「我々の文明は解体されつつある」と主張している。

 

 ツイッターは、昨年12月に「度重なる違反」を理由にフエンテスのアカウントを凍結した。

彼は、ユーチューブやレディット、TikTok、スポティファイ、フィンテックアプリのVenmoとストライプからも追放されている。

 

トランプは「素性を知らない人物」と釈明

複数の共和党議員が、フエンテスと会談を行ったトランプを強く非難した。

名誉毀損防止同盟のジョナサン・グリーンブラットCEOは、フエンテスを「この国で最も著名で無自覚な反ユダヤ主義者の1人」と呼んでいる。

 

 トランプはこの会談に関するニュースが流れた後に、自身のソーシャルメディア「Truth Social」の声明で、フエンテスを会食の場に招いたのはウェストで、彼自身は「素性を知らなかった」と釈明した。

 

一方、トランプのアドバイザーらは、ダメージコントロールに奔走しており、関係者の一人はNBCニュースに「とんでもない悪夢だ」と述べた。 トランプとの会談後に、ウェストはツイッターで2024年の大統領選挙への出馬を宣言した。彼は、トランプに対し自身の「副大統領候補になってほしい」と依頼したが、「(立候補しても)お前は負ける」と激怒されたと明かしている。

Brian Bushard