”最後のほほえみ”

GO！さんのブログからの転記です。

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昨日は表参道君を相模原市のご家族へ、今日はとよすちゃんを東京のご夫婦へお引き渡しに行ってきました
毎回だけど、
お引き渡しの直前に
不思議なことが起きます


これは以前に撮った画像ですが
「おも、行くよ」
「とよ、行くよ」
私の家にいる間の、本当に最後にかける言葉は
いつも同じです

心の中は
『本当にかわいくなったねいっそ里親さんが嫌な人で、自宅まで行って怒って連れ帰ってこれたらなあ』
と思ってしまいます
さあ、行こう
これは、自分に言っている言葉
『グズグズするな、幸せにお渡しするのがアンタのつとめだろ』
保護活動を始めたばかりのころは
お引き渡しの時に
『ＧＯ！さん、目がすごいことになってるよ』
『昨日泣いてたでしょ』
そんなふうに言われてました笑
脱線しました
どの子も最後の声かけをすると必ず
『行きたくありません』
の意思表示をします
この子達は、すっと離れたところに私の方を向いて座りました
「ごめんねでも今日は新しいおうちに行くんだ
だから連れていくよ」
犬には感情があります
そして慣れ親しんだこの場所には
もう戻れないと察するのでしょう
必ず
ニコッ
と微笑むのです
小さく、ちいさく
ほんの一瞬
それが
ありがとう
に感じてしまう
私は保護主だから、
人間目線で幸せの橋渡し気分でいるけれど
この子達にとったら
捨てた元飼い主と
同じことをしているにすぎません
きっと犬は
自分の飼い主が手放すことも察して
最後の最後に
行きたくない
離れたくないと
意思表示をしているのでしょう
さいごの犬たちの微笑み
それなのに
いつも笑って返してあげられない私
ごめんね
でも、あなたたちが行ったそのお宅で
きっと
『ここへ来て良かった』
と思うんだよ
そしたらはじめて
ＧＯ！ちゃん、このためにお別れしたんだ
そう思ってくれるかな
いや、ぜひ思え！笑
旅立っていったみんな、
いつも最後に素敵な笑顔をありがとうね
おかげでこっちは
ブルーどんよりドライブさ
自宅に帰ると、空っぽのハウスに小さくなったチギチギ
片付けが待っていて
思い出になりきれない犬たちの感触が
よみがえってきます
涙でほっぺはカピカピに…
生きていたらまた会える
言い聞かせて今夜も犬ハウスをきれいにします
里親様に感謝

一年前、ドレッドヘアだったディノ（元リオ）君
大磯の里親さんからのかわいい画像が届きました
みんな笑顔が溢れてますって！
笑顔をありがとう！