シアタートラムで上演されている「レディエント・バーミン」音譜


演出:白井晃+原作:フィリップ・リドリー+高橋一生、そして劇場がシアタートラムという組み合わせは、去年観た「マーキュリー・ファー 」と同じだ!!


そして、去年の初舞台「大逆走 」に続いて舞台出演2作目の吉高由里子、存在感がある演技が魅力のキムラ緑子との3人芝居。

前評判も上々で、とても楽しみにしていた舞台ニコニコ






開演と同時に、観客席後方からオリー(高橋一生)とジル(吉高由里子)が登場する(←この始まり方は、「マーキュリー・ファー 」と同じ)。

二人はマイホームを夢見る若いカップル。

そんな二人が、観客に向かって1年半前からの出来事を語り始める。


ある日、ミス・ディー(キムラ緑子)と名乗る女性から手紙を受け取った二人。

彼女の話に乗った二人は、憧れのマイホームを手に入れる。

そこはホームレスが溢れているような田舎町だったが、そこではホームレスの死体が眩しい光を放ち、自分が理想とする部屋に変わるという不思議な現象が起き、夢のマイホームは現実となっていく。


最初は戸惑い、良心の呵責に苛まれるが、「生まれてくる子供のため」と自分たちを納得させ、次第に積極的にホームレスを手にかけるようになっていく二人。

そして、最後に次の決断をして旅立つまでの物語。


少しだけ、白井晃が得意とする観客参加型になっていて、観客を聴衆に見立てて話が進んで行くので、観客席が明るいままのシーンが多くて新鮮な感覚!!
会話のテンポが良く、スピード感があって、とても面白い

特に、高橋一生吉高由里子の二人が、代わる代わるご近所さんを演じるホームパーティの場面が最高アップ


観客席に降りてくるシーンや、観客に話しかける場面もあり、それでなくても役者との距離感が近いシアタートラムで、さらに距離が近く感じるチョキ


キムラ緑子の登場シーンは少ないものの、さすがに話をうまく締めていた感じがする。
キャリア・ウーマン風のミス・ディーとホームレスという真逆の役を演じているが、役柄に合わせた演技が素晴らしい。


高橋一生は、前述の「マーキュリー・ファー 」を観てからチェックしている役者なのだが、コメディもいけてるグッド!
もしかしたら、コメディの方が合っているかも…!?


吉高由里子は、少し声が高いのが気になるけれど、セリフは聞き取り易かった。
観に行った7/22は、吉高由里子の誕生日だったのでアンコールはさらに盛り上がるアップ
素で挨拶する姿が、とても可愛かったラブラブ

当日は立ち見席が出るほどの盛況ぶりで、終演後は総立ち音譜

東京公演も残りわずかだけれど、これはおススメグー