損保ジャパン日本興亜美術館で開催されている「もうひとつの輝き 最後の印象派 1900-20’S Paris」に行ってきました
この展覧会は、印象主義や新印象主義のスタイルを受け継ぎ、20世紀初頭のパリで活躍した画家の作品を紹介する内容。
その中心となった「画家彫刻家新協会」に所属した画家の作品約80点が展示されています。
紹介されている画家は、当時流行のフォーヴィズムやキュービズムとは距離を置いていたため、美術史上で取り上げられることは少なかったようですが、商業的な成功も得て、フランス美術界の一端を担っていたそうです。
・・・と、ここまではチラシに書かれていることの受け売りです。
こうした企画展を観に行く度に、自分の知識のなさを思い知らされますが、今回も知っている画家がほとんどおらず、お目当ての作品があったわけでもなく、「印象派」というキーワードだけで観に行ってしまったので・・・
さて、ここから個人的な感想ですが、思っていた以上に「印象派」でした
淡い色使いなどは、印象派作品そのものと言っても良いくらい
明るい色彩の点描画もいくつか展示されていて、このあたりはゆったりと鑑賞・・・混み具合が適度で、好きな作品の前でぼーっとしていても急かされることはありません。
とても良い鑑賞環境です
展示は、時系列+画家ごとに複数点ずつ展示されています。
もし、お目当ての画家がいたならば、ひとりの作品が複数点並んでいるのも、うれしいでしょう
時系列に並べられた展示は、とてもわかりやすいです。
作品はどれも良かったですが、特にメナールの「自然公園のなかの川の精ナイアス」という絵がきれいだった
絵葉書を売っていなかったのが残念