アンニョンハセヨビックリマーク

 

暑い日がつづく今日この頃、涼しい山や海が恋しくないですかはてなマーク

今回は山と海、そして切なる願い事がいっぱいの場所

麗水(ヨス)金鰲山(クムオサン)に位置する“向日庵(ヒャンイルアム)”

ご紹介しますビックリマークニコニコ音譜

 

 

<半日旅行コース>

向日庵(約2~3時間所要)→景色のいい場所(島&灯台)→昼食(太刀魚の煮付け)

 

 

韓国国内に海を見渡せる寺はそれほど多くはありません。

釜山の海東龍宮寺(ヘドンヨングンサ)、江原道の洛山寺(ナクサンサ)、

そして麗水の向日庵が代表的です。

 

 

“元暁(ウォンヒョ)大師”が創建し、修行した場所”

 

そのなかでも向日庵は、骸骨の中の水を通じて悟りを得た

“元暁大師”が創建したと伝えられる寺だといいます。

実際に、海を見ながら参禅していた場所がそのまま保存されています。

 

 

登っていく道は多少勾配が急で、

向日庵まではかなり登っていなかければならないため

活動しやすい服装で行くことをおすすめします。走る人

 

 

 

登っていくとすぐ観光案内所もあります。

 

 

 

途中、麗水のいろいろな食べ物を味わって楽しめる食堂や店があります。

 

 

 

麗水で有名なからし菜キムチやトルケジャン(イシガニ漬け)をはじめ

さまざまな総菜がならんでいるので、

見て回りながらおかずを買い込んでいくものいいですね。

 

 

向日庵の入場券売り場に到着しました。

 

<向日庵入場料>

[一般]

大人 : 2,000ウォン

子ども : 1,500ウォン

軍隊及び警察、青少年 : 1,500ウォン

 

[無料観覧対象]

満65歳以上

未就学児

国家有功者、障碍者(1人に限定)

※陰暦4月8日の仏生日は無料開放

 

 

 

たくさんの階段が続いていますが、見た目と違って思ったよりもしんどくはない・・・はず。あせる

でも、いい眺めを見るためにはこれくらいビックリマークチュー

 

 

 

向日庵は659年に建てられた寺で、

2009年に火災に遭ったために現在見られる姿の多くは復元されたものです。

でも、その悠々たる歴史は少しも変わっていません。

 

 

 

 

静かな道を登っていくと出会う、向日庵のランドマークともいえる“3仏”石像です。

向日庵に来たことがなくても、この石像を一度くらい見たことがあるという人が

多いのではないでしょうか。

 

 

悪い言葉は言うな、という“不言”

他人の言葉に平常心を忘れるな、という“不問”

人の過ちを見ようとせずに自らを省みよ、という“不見”

どれも心に刻みたい良い言葉に違いありません。

この文を可愛らしく表現している石像の前で、本当にたくさんの人たちが

記念写真を撮っていきます。

 

 

階段を登っていくと“登竜門”を通り過ぎます。

 

 

ここを通りながら門の中央にある如意珠をなでると

良い気運を得ることができると伝えられています。

 

 

 

最初の急な階段とは違って、大雄殿までの道はだいぶ緩やかになります。あし

 

この先に開けている息をのむような海の眺めは、流れる汗を忘れさせるくらいの美景です。

どうやってこのような道を上がり、資材を運んで寺を建てようとしたのか

昔の人の考えと苦労にただ感嘆するばかりです。

 

 

 

 

 

小さな紙に願い事を書いてつるしてみるのも良い経験になるでしょうビックリマーク鉛筆

人々の願いを書いた紙が集まって、まるで秋のイチョウの木を見ているようです。

願い事の紙はここで5,000ウォンで購入できますのでご参考まで。

 

 

 

大雄殿へ行く道には、もうひとつ面白い道があります。

人ひとりがやっと通れるほどの幅の、岩のすき間の道“不二門”です。

 

ご覧のように非常に狭いため、二人では通り過ぎることができない道です。

向日庵には全部で7つの岩のすき間の道があるそうですよ。

 

 

そしてすぐ横には、岩の窪みに沿って装飾のように小銭がくっついています。

 

 

ぱっと見でも危なっかしく、岩に小銭をのせるのは簡単そうではないですが

たくさんの人たちがやっと小銭をのせたあと願い事をするということなので、

少し大変でも挑戦してみてはいかがでしょうかはてなマーク

 

 

大雄殿に到着しました。

目の前に広がる海を見ていると、悩みもさっぱりと消えていくような気分になります。

最初に言ったように、開けた海を見下ろせる寺は数少なく

たくさんの人たちが日の出を見るために訪れるところです。船

 

 

下を見ると十二支の彫刻があります。

自分の干支のところに小銭をゴールインさせると、福が来るのだといいます。

 

 

 

それぞれの切実な願い事が込められたろうそくが、

風に消えることもなく燃え続けています。

 

 

向日庵は海を望む亀のかたちをしているので、

あちこちに大小の亀の像が多くあります。

 

 

入り口で見た3仏の小さな像もいて可愛らしいです。ラブラブ

 

 

 

大雄殿の中は撮影禁止になっていますのでご参考まで。ひらめき電球

 

 

 

海を望む休憩所と水飲み台があるのでひと休みしていくのもいいでしょう。

 

 

 

もう少し登っていくと、元暁大師が座禅を行ったという岩を見ることもできます。

 

 

行きの登り道がしんどかったぶん、帰りは楽な下り坂です。

あっという間に駐車場まで到着できます。

 

 

 

山登りをしたあとは、すっかりお腹がペコペコ・・・キョロキョロ

向日庵の近くには、有名な太刀魚料理の店が多いんですよ~。

 

 

食堂へ向かう途中には、灯台と“パム島”が一望できる眺めのいいスポットが。

 

 

 

美しい景色と一緒に記念写真を撮っていかなければもったいないですよねビックリマークカメラキラキラ

 

 

 

ついに食堂に到着。

ふつう、太刀魚の煮付けは2人分以上注文した場合のみ可能なところが多いですが、

こちらは一人で訪れる旅行客のために1人分でも可能なのだそう。OK

 

 

 

 

 

 

基本で出てくるおかずも本当に多彩です。

外国人観光客が驚くのはおかずの種類の数なのだとか。

盛りだくさんでさっぱりとした味、これが麗水ごはんの魅力ですビックリマーク

 

 

 

 

 

ピリッと辛くてやわらかい太刀魚の煮付けに、ご飯をひとさじ。

おかずで出てきた塩気のきいたカンジャンケジャン(カニのしょうゆ漬け)の甲羅に

ご飯を混ぜてもうひとさじ。

この世に羨ましいもののない瞬間ですビックリマークラブ

 

 

 

太刀魚の煮付けにじっくり煮込んだ大根ははずせないですよね。

大きめに刻まれたネギと一緒に口の中へゴールインビックリマーク

プリプリのハイガイのおかずもまたご飯どろぼうなんです。ラブラブ

 

 

向日庵での山登りのあとに味わう太刀魚の煮付けは、いつもより美味しく感じられます。

食後はわざわざカフェまで行かなくても、注文すればコーヒーも飲めましたよ~。コーヒー

 

 

こうして半日があっという間に過ぎていきました。

広々と開けた海の景色と静かな寺の風景、美味しい太刀魚の煮付けまで

一度に出会える場所、“向日庵”で自然の美しさを満喫してみてはいかがでしょうかはてなマークニコニコ