数十名の女性のわいせつ画像をSNSで有料会員に公開していた「n番の部屋」
警察を挑発するなどしながら逮捕を免れていた、ハンドルネーム「カッカッ」が
ついに逮捕され、公開された。
先に逮捕された「博士」ことチョジュビンが主犯とされ、韓国の犯罪史に残っていくだろう、
と言われていたが、こちらのムンヒョンウクは、チョジュビンを上回るのではないだろうか。
この事件の概要を伝える日本語のサイトはこちら。
韓国衝撃のn番部屋事件とは The Headline 2020.3.23
しかしながらこの事件の核心部分が日本語化されているものは少ない。
言葉にするにもおぞましい内容だからだ。
この部屋の存在が知られるようになった2018年9月から、
長い間警察が本格的な操作を行わずに来たことや、
逮捕者の量刑が軽いことが社会の怒りの対象になっている。
こちらの動画は事件の主犯、チョジュビンが文大統領の熱烈な支持者であったことを
指摘するのが主旨だが、動画の最初の部分で事件の状況を次のように伝えている。
<Why Times論評385:n番部屋事件の真実 とても口にできない>
テレグラムn番の部屋事件、みなさんもよくご存じでしょう。
この事件の真実はとても口にすることも難しいものでした。
このn番部屋の主犯であるチョジュビン、30万人以上だという会員、
彼らは人間ですらありません。
このn番部屋事件の真実を知って衝撃を受けました。
その内容はとても口にすることもおぞましいものでした。
しかしながら真実に接近するために、最大限の節度を守りながら、
n番の部屋で何が起こったのかを紹介したいと思います。
簡単に要約すると、n番部屋事件は、
「80人程度の女性を性的な慰み物にして性搾取した事件」
と整理できるでしょう。
この中には女子中学生程度の未成年者が、確認されただけでも16人でした。
摘発された動画は、私たちが通常考えるような猥褻な動画どころではありませんでした。
むごたらしい、といっても差し支えないほど刺激の強いものでした。
若い女の子の体にナイフで奴隷と刻んだ後に、彼女らの性器に虫の幼虫を入れ、もがく様子を映し出すという映像もありました。
そのような動画を数多くの男たちが回し見して、観戦したというものです。
またさらに少女の実の弟まで強制的に連れてきて、性交に似た行為をさせたり、
一糸まとわぬ裸の子どもを公衆の男子トイレの床に押し倒した後、大人の男性が強姦する場面もあったといいます。
さらに問題になったのは、n番の部屋「博士」が裸にされた少女の位置情報を公開し、
誰でも行って強姦をするように呼びかけた、という内容です。
その際、それを見ていた者たちから「はさみで乳首を切る」指示まで出たといいます。
このような残酷かつおぞましい場面を多くの会員たちが150万ウォンの会費を払って、
テレグラムn番部屋に加入して覗いていたのです。
ここでn番部屋と称するのはテレグラムに30以上の部屋が開設されていたために付けられた名前です。同時接続者はなんと2万5千人に達し、このn番部屋の同時最大接続者は25万人に迫ったといいます。
加入していた会員数はマスコミに報道された25万人よりも多い、30万人と推定されています。テレグラムn番の部屋に接続した際の合言葉は「強姦しよう」であり、これらの行為を「グルーミング(Grooming、飼いならし)」と呼びながら、これを楽しんでいたといいます。
昨日、「n番部屋防止法」と呼ばれる法案が韓国国会を通過した。
1.違法な性的撮影物を視聴、所持、購入、保存した場合処罰が可能(3年以下の懲役)
2.自ら撮影した映像でも他者が勝手に流布した場合は処罰可能
3.強姦しなくても計画しただけで処罰可能
4.16歳未満の青少年との性関係は本人の同意のもとでも準強姦とみなす
n番部屋事件のみならず、ここ数年韓国社会の問題となった
いくつかの事件が思い起こされる法案である。