韓国野党自由民主党が運営するYou Tube制作社「オルン ソリ カジョク(正しい意見の家族)」が
文大統領を「裸の王様」に例えて風刺した動画が韓国で話題になっている。
動画の中には手錠をかけられたチョググ前法務大臣の姿もある。
「オルン」には「正しい」という意味のほかに、「右の」という意味もあり、
極右である文政権に対する右派の声、という意味をかけたネーミングだ。
とりあえず動画を追って日本語にしてみました。
現職の、それでも一応「民主的な選挙」で選ばれた大統領にバカ―、と連呼するなんて礼節のない動画。
でも韓国語のコミュニケーションの中では、こんな風に人を罵ることもさほど珍しいことではなく、
言葉や顔が似ているといっても、韓国は日本とは質的に異なる国なのだということを、再確認する思いです。
「正しい声の家族」第二話 裸の王様
大韓民国を導く「正しい声の家族」
老人「今日は裸の王様の話をしてあげようか?」
子どもたち「はい!」
老人「昔々、欲深い王様が住んでいたんだ
欲に目がくらんで、自分が恥ずかしいことをしていることもわからない王様は
けっきょっく裸のまま民の前で恥をかいてしまったんだよ。
子どもたち 「えー。まさか~
老人 「本当だとも。欲に目がくらむと真実が見えなくなるものさ
どんなことがあったのか、一度、聞いてみるかい?
子どもたち「うん!」
文大統領 「とうとう俺がこの国を手に入れたんだなぁ ははは」
部下 「お慶び申し上げます 殿下~」
文大統領 「者ども、今すぐこの世で一番壮大な即位式を準備せよ」
「俺が着る一番かっこいい服を作ってこい~」
部下 「はは~」
文大統領 「かっこいい服は持ってきたのか?」
洋服屋 「これは安保ジャケットなので、これさえ着れば国の安保がしっかりします」
「他の国の侵略を怖がらなくてもよくなります」
文大統領 「そうか~ そりゃぁすごい~」
「おや、あれは?」
「あれはあの北の国から俺の即位を祝ってくれる祝砲をあげてるんだなぁ~」
洋服屋 「殿下―、これは経済ズボンでして」
「これさえ履けば国の経済が生き返り人々が飢えることもありません~!」
文大統領 「ははは、履いて見ようか~?」
「突然の経済復興に驚いで喜びの涙を流しているんだな!」
「これこそが所得主導成長ってもんだ~!」
洋服屋 「殿下―、これは人事ネクタイで、これさえつければ
最高の臣下たちと一緒に国政を運営できるようになるでしょう」
文大統領 「すごいなぁ! すぐに締めなくちゃ」
「おや、チョグク長官じゃないか」(なぜかこの部分だけ字幕なし:訳者註)
「そうじゃなくてもかっこいいチョ長官が銀の腕輪をしているから一層いけてるぞ!」
老人 「王様は奸臣たちのとんでもない贈り物に騙されて
国の全てのことがうまくいるだろうと信じたんだよ。ホント、バカみたいだろ?」
子どもたち「バカだ、バカ~」
部下 「殿下、実にお見事です。今や国がうまく回っていますよ。」
文大統領 「すぐに民とこの喜びを分かち合わねば!」
「者ども、準備ができたから護衛の者どもを配置してかっこいい即位式を始めろ」
老人 「果てしない欲のために真実を見抜けなかった王様は
結局何も着ないまま即位式に出て行ったんだ」
民の声 「あらまぁ、王様が裸よ、なんてことだ。」
民の声 「即位した途端、安保、経済、人事、すべでダメになって、結局自分から服を脱いだんだな、チェッ」
子どもたち 「うわー、王様は赤っ裸だ~~~」
大統領 「おや、これはどうしたことだ。
百姓どもには俺の安保、経済、外交、人事の服が見えないというのか?」
洋服屋 「無知な百姓たちですからご理解ください、殿下」
娘 「思いっきり国をダメにしたと思ったら、とうとう気が狂ったのね!」
若者 「国がいくら困難だからといって服を着ることもできない馬鹿者を
王様にしておくことはできないだろ!」
「むしろ真面目に働いているうちの牛の方がましだ!」
民の声 「わっはっは」「わっはっは」
大統領 「こんなはずでは…俺がこんなに馬鹿だったなんて…!」
(鳴き声から倒れて、魂が抜け出る⇒つまりは死んじゃったのです)
子どもたち 「わはは、本当に面白いよ、おじいさん!」
老人 「これが正に、絶えることのない災害、ムン、チェー、アンなんだ~」
(チェーアン「災害」ムンジェインのあだな)
男の子 「僕は次は賢くて立派な大統領を選ぶつもりだよ」
女の子 「私も賢くて欲張りじゃない大統領を選ぶわ」
老人 「そうだ、それこそがまさに『正しい意見』」
一同 「正しい意見~!!」
自由韓国党
以上