韓国 文在寅大統領の愛称、イニ

そのイニをあしらったイニグッズを、与党共に民主党が製作したというので話題になっている

 

Moon Jea-in などと最後が子音で終わっている名前には、[ i ]という母音を付ける

これが韓国で呼び捨てにするときの方法。

終声、パッチムの聞きにくさを補う方法でもある。

だから、「隣の在寅がさぁ、」なんて、呼び捨てで、ある意味親近感も含めて誰かの話をするときは、

ジェイニ、[Jea ini ] となるため、後ろの部分をとって、イニ、が愛称になっている。

 

母音で終わっている名前にはこの方法は適用されず、

ただ名前の、そのまんまの音になる。

因みに呼びかけるときには、[ a ]をつけるので、

ジェイナ~ [ Jea in a] と呼びかけることになる。

李明博大統領は、Myon bak なので、ミョンバガー と呼ばれたわけだ。

 

というわけで、話題を元に戻すと、このたび就任二周年を記念したイニグッズが発表された。

 

 

 

共に民主党が文在寅(ムン・ジェイン)政府発足2周年を記念して文在寅(ムン・ジェイン)大統領のミニチュアが入ったスノーボールを発売する。 
 民主党が文大統領のいわゆる「イニ(文大統領の愛称)グッズ」を発売するのは今回が初めてだ。 

  7日、民主党によると、李海チャン(イ・ヘチャン)代表は9日記者懇談会を開いて文大統領のミニチュアが入ったスノーボールを直接公開する予定だ。民主党はこの日、インスタグラムの生放送を通じてスノーボールの実物を公開した。 

  今回民主党が自ら企画して外部会社に依頼して製作した卓上用スノーボールは10センチと8センチの2種類で、価格は大きさにより3万(約2800円)~4万3000ウォンに策定された。 

  民主党はスノーボールを大サイズ1000個、小サイズ2000個など計3000個を限定製作して近いうちに党のホームページを通じて党員に限り販売する計画だ。 

  民主党はこれとは別に党名の頭文字「ザ」が刻まれたボールペンも共に製作し、市・道の党委員会を通じて党員らに販売する予定だ。(中央日報 2019.5.8)

 

 

snow って、英語圏で麻薬系の白い粉の俗語だが、

動詞としても、「言葉巧みに信じ込ませてだます」の意味で広く使われている。

そしてスノーボールはクリスマスシーズンの雪の風情を伝えるものである。

季節外れなこのグッズを手にしたアメリカ人が、そこに込められた意味を読み取ったりしないかしら?

 

北朝鮮とうまくやれば非核化がすすめられますよ、って

トランプにいっぱい食わせた、みたいな痛烈な皮肉が、

直球のスノーボールとなってアメリカに伝わるかしらwww

 

 

ちなみに、去年韓国大統領府が就任1周年を記念して作ったイニグッズは、

発売二日前、公開した途端にデザイン盗作の指摘を受けて、

発売中止となったまま、お蔵入りとなりました。

 

こちらが去年5月3日、大統領府が公開した文在寅大統領就任1周年記念品図案

 

 

こちらが英国のデザイン会社「ヒアデザイン」が製作したレストラン「パロマ(Palomar)」のグッズ。

 

 

これは確かにアウトです。

 

大統領府の記念品図案は大統領府サランチェ記念品店の運営権を持つ韓国観光公社が作るのだそうだが、

大統領府がデザインを検討して使用承認をして市販を決定しているのだそうだ。

 

こんな盗作すぐにばれるだろうに、と日本人は思ってしまう。

 

悪事もしゃあしゃあとやりのけ、

嘘もバンバンとついて、それにみんなで同調してしまうので、

善良な人々が、まさかそこまで嘘はつかないだろう、ってついついだまされてしまうのが韓国のすごさ。

 

 

 

そうそう、だまされる、といえば、

 

속다 だまされる

속이다 だます

 

通常は基本動詞があって、そこから受け身動詞や使役動詞が派生語として作られるんだけど、

韓国語では、だまされる方が基本動詞で、だます、が派生語になっている。

 

おもしろい現象である。

 

 

 

 

 

 

 

 

문재인 이