https://news.v.daum.net/v/20180814173511486
2018年8月14日 東亜日報記事翻訳
先月26日中国吉林省集安市にある広開土王陵碑記念館。40人あまりの韓国人観光客が中国人観光客に混ざって、透明なガラスの建物の中で、広開土王碑を観光していた。観光を終えた一行は記念館内に集まって、広開土王陵碑についての話をしていた。そのとき、建物の外から彼らを見守っていた中国人警備員が叫んだ。「写真を撮ってはならない、韓国語で話すな」
警備員は韓国人観光客の横で中国語で話していた中国人観光客には何も咎めなかった。韓国人の観光客たちは「内輪の話もできないのか」と不満を爆発させたが、警備員の強硬な態度に押され、記念館の外に出て話していた。すると警備員は速足で近づいてきて、「観光地内のどの場所でも、韓国語で話してはならない」とまた声を荒げた。この時も中国人の観光客に対しては何も制限がなかった。
さらに警備員は、記念館の外で写真撮影をしていた韓国人観光客たちの携帯電話を奪い、写真を削除した。観光客の金某氏(27)は「史学科に通っている友達が、広開土王陵碑に興味を持って撮ったものが削除された」「韓国の歴史に関する遺跡なのに写真すらとれないなんて悔しい」と述べた。
昨年サード(TAAD 高高度ミサイル防御装備)問題以後、中国内にある高句麗の遺跡と抗日運動の地域などで、中国政府の「歴史パワハラ」が度を超えていることが確認された。中国側は韓国人観光客に対し、高句麗遺跡での写真を撮らせないのはもちろんのこと、韓国人同士で韓国語で対話することも禁止している。一部の中国人警備員は、韓国人観光客の携帯電話を無作為に検閲し、写真を削除したりもする。韓国人たちがハルピンにある安重根義士の狙撃跡地の史跡を見られないように妨害もしている。
○ 韓国人観光客を監視するために山道も同行
このようなことは他の遺跡でも繰り返されている。韓国人観光客たちが抗議するたびに、中国人警備員は「高句麗の遺跡地で写真を撮ってはならず、韓国語で話してはならない」と繰り返すばかりだ。さらに一部の警備員は韓国人観光客を監視するために還都山城への登攀路を一緒に上ることまでする。警備員が着ている水色のシャツが汗に濡れて濃い青に変わっても、警備員は最後まで韓国人観光客につきまとって監視した。
在中国韓国人である集安地域のガイドA氏は「サード問題が深刻だった去年7月から、韓国語で説明できなくなった」「警備員が韓国語を理解できないので、韓国語自体を使えなくしている。」と述べた。
そもそも出入りが禁止された場所もある。吉林市の毓文中学校、汪淸県の鳳梧洞戦闘跡地などは施設保護と内部工事を理由に韓国人観光客は出入りできなくなっている。旅行社代表の鄭某氏(50)は、「鳳梧洞戦闘跡地で工事が進められているのは確かだが、残念ながら昨年7月ごろからいろいろな遺跡が、施設保護や工事などを理由に出入りを禁止している」と述べた。
○ 安重根義士狙撃跡地も見られないように妨害
さらに中国政府は、韓国人観光客が韓国の歴史地域に接近できないように妨害している。中国政府は2013年6月、韓中首脳会談以後、黑龍江省ハルピン駅に、安重根義士が拳銃を撃った場所と伊藤博文が銃に撃たれたときに立っていた場所を床に表示した。これを観光できるよう、ハルピン駅舎の中にガラスでできた記念館も設置された。
しかしハルピン駅全面改築のために安重根記念館を一時的に撤去、それにより跡地を見るためには他の地域から列車に乗ってハルピン駅に降りるしか方法がなくなった。現地のガイドと旅行業界の関係者によると、それさえも去年の7月からは難しくなったという。韓国人観光客がハルピン駅行の列車に搭乗したと知ると、ハルピン駅ではなく、すぐ横にあるハルピン東駅で下車させるためだ。
忠北大歴史教育科のイジョンビン教授は、「昨年のサード問題が深刻化してのち、韓国人の観光に対し警戒が強くなった」「あれこれと理由をつけては中国内の韓国関連の遺跡観光をできなくしているのは、中国政府がよくやる方法だ」とした。
集安・ハルピン キムジョンフン記者
