2019四大陸女子FSの感想です!
金メダル 紀平梨花
銀メダル エリザヴェート・トゥルシンバエワ
銅メダル 三原舞依
梨花ちゃん、舞依ちゃん、おめでとう!!
かおちゃんの涙は切なかった…けれど…、
本当に風格さえ感じさせる素晴らしい演技だったと思います!
“勝つ”気持ちを持って挑んでいる姿は本当に美しかった。
舞依ちゃんから滑走順〜
三原舞依(日本) 207.12 FS141.97
FS「ガブリエルのオーボエ」(振付デヴィッド・ウィルソン)
3Lz3T< 2A 3Lo 3F /2A3T 3Lz2T2Lo 3S
おおおおおおお!!!パーフェクト!!!そしてスタート時の笑顔天使。
かなり慎重に滑り出したように見えたけど、最初のコンボを決めると、後半どんどん良くなって、舞依ちゃん本来の伸びやかなスケーティング見る事が出来たーーー!!
特に後半のジャンプ、3連続のゴージャス感、3S美しさ最高。
ステップにもスピンにも、舞依ちゃんの滑らかさ、軽やかさ、…全てに舞依ちゃんらしさが溢れていて、最初の心配や緊張が吹っ飛んだ…!
まさに癒し…ただただこちらは、スケートを始めて見た時に戻って「わーーー」ってうっとりと見ていれば良く、その「わーーー」がイコール感動なんだってことを思い出させてくれるような滑り。
…スピード大丈夫?って思って見てた最初のコンボだけアンダーローテか…
でも銅メダル!そしてガッツポーズと笑顔。ありがとうと言いたいです!
エリザヴェート・トゥルシンバエワ(カザフスタン) 207.46 FS139.37
FS「ブエノスアイレスの秋」(振付ダニエル・グレイヘンガウス)
4Sfall 3Lz美 3F 3Lo堪 /3S3T 2A3T 2A1Eu3S
慎重に行った3Lzで転倒…じゃなくて4S?!?!?!すごっっ!凄く慎重だなと思ったら…
そしてスピーディでいながらしっかりとリズムに乗ったコレオシークエンスからの後半のコンボ祭り!4Sは転倒だったけど、このプロがツルシンちゃんにドンピシャに合っているなといつも思います。小気味いいリズムを刻むツルシンちゃんのスケーティングを引き立ててる。
エテリさんのところへ移って、確実に魅力を発揮してきていますよね!
本当に、それぞれの資質や個性にあった場を掴み取るという事の大切さを思います。
個人が持つ「勝つ!」という事に対する欲求を貫く事が、本当にしづらい世の中ですがね…
イム・ウンス(韓国) 191.85 FS122.71
FS「ミュージカル『シカゴ』より」(振付鈴木明子)
3Lzot 3Lo美 2A3T堪 3Lz+REP /3F2Tot 3F!2Tot 2A
ああううう…凄く可愛いのだけど、小ミスでちょっとずつ外れていく感…(汗)
それでも転倒は一つもなく、ミスをミスに見せない演技は素晴らしかった!
何とかコンボ抜けも回避!!
女性らしい表情や、腕だけでなく全身の動きには天性のものを感じるなー。
CCSpの後のタメとか、あっこちゃん味あっていいです。
ウンスちゃん韓国の選手らしく細いけれど、体力も根性もありそうで頼もしいし美しい…♡
紀平梨花(日本) 221.99 FS153.14
FS「ビューティフル・ストーム」(振付トム・ディクソン)
3A美 2A3T 3Lo 3Lz3T /3F 3Lz2T2Lo 3S
ぬおおおおおおおお!!!!!完璧!パーフェクト!!!素晴らしすぎる!!!
3Aを1本にして2A3Tを投入、3Lz2Tを3Lz3Tに…このコンボの幅ったら…!
影響最小にして最大のリカバリ構成。
それ以外のジャンプは極力構成通りでリズム崩さず、3A2Aどちらも跳べることを最大限に生かす。
音を一音も逃さないような…自身が音の化身のような滑りが目から流れ込んできます。
そして何より、ショートの時これは今季最大の試練の場だろうかって思いましたが…演技の隅々にその試練を昇華させる、それしか道はないという強い想いを感じました…!
それは、技術と、この地球創生の物語と一体になって、これまでのどのビューティフルストームよりも大きく、美しく、荒々しく、こちらの心に訴えかけてきました。
腕の一振り、首の傾き、四肢の動き一つ一つにも必然の意味があり、その指先からは言葉以上の意思が伝わってきそうな。
完全なる支配でしたね…。凄いいいいい!!!
マライア・ベル(アメリカ) 193.94 FS123.92
FS「ピアノ・レッスン/経験を重ねて」(振付シェイリーン・ボーン)
2A3T 3Lofall 3F2T 2A /2Lz堪 3F 3Lz2T
3Loで転倒、後半のコンボが抜けて2Lzになり、ラストの3Lzに2Tをつけました。
ベルちゃんの今季のプログラムは2本とも素敵。
シェイリーンだけあってドラマティックさが際立ってます…。ベルちゃんの、心の柔らかいところをノックしてくるようなスケーティングと相乗効果で引き込まれる。
胸を大きく開き、フリーレッグの高さが美しいキャメルスピン。柔軟さが表現になっていて、スケールの大きさが気持ちいい…。
何であんなにクロス入るんだろー…謎なほどの可動域。
そしてフィニッシュのスピンの前の、一瞬の振り向き静止が好きすぎる…。
ブレイディ・テネル(アメリカ) 202.07 FS128.16
FS「ロミオとジュリエット」(振付ブノワ・リショー)
2A 3Lz1Lo 3F< 2A /3Lz<3T< 3Lo<2T2Lo 3S
ショートでは回避したルッツループを跳んできましたが、セカンドが1Aに…。
それでも気迫が凄い…!!
演技はもはや、少女アイコンとしてのジュリエットに留まってません笑
その後のジャンプはほぼノーミス、体の動きも、乗せる感情もキレキレ…!
ステップで見せるひと漕ぎ、フィニッシュでのスピンでのスピードコントロールも迫力があって素晴らしかったな。
もうこうなると…「質」勝負となって、1度のミスくらいでは測れない世界に突入していて、yotaの目では何も見分けられません(汗)
…エースをねらえ!とか熱血スポーツ少女漫画読んでる気分に…。
得点が出ないと思ったら回転不足が3つありました…
坂本花織(日本) 206.79 FS133.43
FS「ピアノ・レッスン」(振付ブノワ・リショー)
3F3T 2A 3Lz! 3S /1A 3F2T 3Lo2T
泣けた…。痛恨の3連ジャンプのミスの後、シングルジャンプは決めのループしかない状況に勝手にテレビのこっち側で焦ったyotaでしたが、まさかのタノ2Tをつけたあああ…!!
めっちゃ涙で拍手でした…!!
世界選手権のメダルを狙う者として、そう言葉に出した者として、あのショートを演じ、そしてこのフリーに挑み、滑り切った経験はでかいと思います。
このフリーは冒頭、いつもより硬さを感じたけれど、全日本よりもさらに滑り込み、体を自在にコントロールする様は圧巻。あれだけの深いエッジでのスパイラルから足を下ろさずにチェンジエッジして次の動作に移れるの凄すぎる…。
リショーさんと組んだこともあって、“ダイナミック”という言葉だけでは言い表せない魅力を、かおちゃんは開花させているように思います。
これまで、たったこの1年の間に、経験をめっちゃ貪欲に自分の実力に変えてきたかおちゃん。
この経験はきっとこれからに生きるはず。世界選手権Goーーーー!!
はあ〜〜。凄い戦いでした…。試合は良いですね。
オールレベル4はテネルとりかち!
ショートでのトップ3が誰一人メダルが取れなかったという…何という激戦。
カザフスタン、テンくん以来のチャンピオンシップメダリスト、ツルシンちゃんも本当におめでとう!4Sが飛び出したのはビックリでした。
今、あまり時間が取れる状況ではないので、感想が色々前後していますが、ちょっとずつ書いてこうと思います〜。気が向いたら立ち寄っていただけると嬉しいです。
そして、何かおかしな事や間違った事など見つけた時は、教えていただけると幸いです…。
ユーロもまだ書く気でいます笑
まるで書いていない間もアクセスいただき、本当にありがとうございます。
今回も長々と読んでいただきありがとうございました。