去年父方の祖父が他界しました。
今年は新盆なので青森に帰省中です。
お盆なのでおじいちゃんの話でもしましょうかね。
去年の5月頃に体調をくずし入院し、おれが生まれて時に患った癌が再発しました。
それから入退院を繰り返しながら8月のお盆休みに俺と兄貴以外の家族は帰省し、おじいちゃんからおばあちゃんを頼むと聞かされたそうです。
小さい頃毎年のように青森に帰ってきて色々な思い出がありますが、ここ10年近くやれ部活あるバイトがあるなどと帰って来ませんでした。
母方の祖父も晩年あまり会えずにいたのであわなちゃと思っていたのですが結局生きてるうちには会いに行かなかったことをかなり悔やんでおります。
おじいちゃんはバイクで家の回りを後ろに乗せてくれたり、カメラ好きでいっぱい持っていたりと多趣味でした。
中でも菊の鑑評会なのでは会長になるほどでした。家の庭には菊のための小屋があり、毎朝5時頃からお手入れをしていました。
そんなおじいちゃんは晩年ある時小屋を壊してしまったそうです。最後となった入院の前のことでした。
おじいちゃんのお葬式が終わってから色々な話を聞き、祖父がいかに気丈に生きていたのかわかります。
いつもヤクルトを注文して届けてくれるお姉さんは、ある時祖父の菊を倒してしまったそうで、その時のおじいちゃんは『大丈夫だよ』と謝るお姉さんにいってくれたそうな。お葬式の次の日、ヤクルトのお姉さんはそれが最後の話しだったと涙ながら話してくれました。
去年の菊が咲く頃におじいちゃんは亡くなってしまいました。
おじいちゃん会いに行けずにごめんね。
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