鉢伏山に登ってきました。
鉢伏山は、長野県松本市、岡谷市、塩尻市にまたがる標高1,928mの山で、「はちぶせやま」と読みます。
去年登った高ボッチ山の北側に並ぶなだらかな山ですが、ちょっとこちらの方が標高が高いので、登りも多いといった感じとのこと
北アルプスから中央アルプス、南アルプスと、天気が良ければ眺望もよいとのこと。雪山の美しさは格別なので、楽しみにしていました。
1月に入って、雪上訓練にはいきましたが、「登山」をするのは初。2024年初登山です
当初は7時半くらいのスタートを予定していましたが、この日は午後から大雪予報となっており、帰京することも考えて、6時にスタートを早めました
結果、いきなりのヘッデン装備…
前日に気温が高く、雨が降ったせいか、雪がほとんど解けていて、ところどころ凍ったり…これ、一番滑る、危ないやつ
12年前にこういうところで転倒→骨折したので、本当に怖々進みました
登山道に入ってもほとんど雪はなし。ここのところ毎年雪がないないって話をしていて、温暖化をヒシヒシと感じます
まあまあ登りが急になってきて、ところどころ雪が出て来たので、アイゼンを装着
でもやっぱり雪がないところも多く、アイゼンに枯れ葉が刺さりまくったりするくらいでした
標高1700m付近となるとグッと気温が低くなり、足元には雪がないものの、樹氷など、雪山ならではの景色は見られるように
樹林から抜けたあたりで風に当たるので、装備を整え進んでいったところ、予報通りちらほらと雪が降り始め、あれよあれよと雪景色となりました
そんなこんなで…
登頂!
頂上より先に展望台があり、富士山やアルプスを眺めることができるそうだけど、見えるわけないので、ここからUターン
下りは鉢伏山荘に寄りました
夏はここまで来るまでも自転車でも来られるの…
冬も土日は営業しているとのことで…
温かいお汁粉をいただきました~
しばし温まり、装備を再び整えて、出発!
完全に雪空となって、あっという間にザックに雪が積もるほどに
足元も完全に雪となりました
雪山らしい景色を堪能…
足元がすべて雪になったとはいえ、深さがないので、地面にある石や枝、根っこなどにあたってしまう状態…雪の深さがある時とはまた違う、足の置き方などを気を付けながら
登りは真っ暗だったので見られなかった、「牛伏川フランス式階段工」…
大正時代に完成した治山治水施設で、重要文化財に指定されているんですって。景観が美しく、グリーンシーズンには涼を求めて観光客が訪れるスポットとのこと
雪山登山にしては雪が少なかったけど、雪景色を楽しみ、久しぶりに標高差も1000m近いうえ、足にアイゼン(片側430g)を付けて登ったので、筋肉を使ったな~と感じました
下り途中、歩行技術のチェックを受けたところ、フラットフッティングができていると珍しく褒められ…登りは姿勢が崩れていたと自覚しているので、もう少し足で登れるように
これから本格シーズン、がんばるぞ!
ところで、登山口への最寄り駅・中央線塩尻駅にて、長野県あるあるの信州そば屋さんがありました。
改札外からも中からもアクセスできる構造なのだけど、中からのドアが…
狭っ!ドア1枚分もないの
入ったところも狭いらしく、満員の場合は外から回ってねとの案内
時間がなかったから入ることはなかったのだけど、興味津々でした
【山行の記録】
・行動時間:休憩トータル58分を含んで7時間02分
・水平移動距離:11.0キロ
・累積標高差:登り980m、下り973m
水:650mlナルゲン、900mlテルモス→テルモス200ml(スープ分)とコップ1杯、ナルゲン400ml消費
稜線、雪の降りだしまではあまり寒くなく、結構登りだったので、ナルゲンをぐびぐび。下りに飲んでみたらヒエヒエで飲むのがしんどく、テルモスを
行動食:おにぎり1、ミニパン1(小屋でお汁粉をいただいたので、持参したスープは持ち帰り)
朝ごはん5:10におにぎり1つ、登り途中におにぎり1、下り途中にパン1。
衣類:ミレーあみあみ、ファイントラックベース、ナノパフベスト、オーバージャケット、ミレーインナーパンツ、オーバーパンツ、インナーグローブ、ニット帽
ベースにベスト、オーバージャケットでスタート。まもなくベストをオフ、さらにオーバージャケットをオフ。暑い時はニット帽も暑くて、手ぬぐいを巻き巻き
稜線からはR-1とオーバー、オーバーグローブをオン
そのまま下り、また途中で暑くなってR-1をオフ
登っていると暑くて汗をかくけど、休むと寒くなって、うっかり着て出ると暑い…やっぱり雪山は衣類調整が大事だな~