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花が美しく、上には湿原も…ということで、山は水を蓄えているのか、地面は湿って…いや、ドロドロ
岩も出てくるけど、基本的にドロドロで、岩も滑りやすいし、気をつけて気をつけて
「下の芝」というところまで上がると、展望が開けました。道も乾いていて、歩きやすい
ベンチが整備されているので、一休み
さらに上がっていくと、紅葉が始まっていて、るんるん登山に
ベニサラサドウダンなどの赤、草紅葉などが美しい
「田代分岐」から神楽ケ峰方向へ進んで行くと、苗場山の全容が見える場所となりましたが、ガスガスで見えず
この日は雨こそ降っていないものの、曇り空だから…ということもなく、だいたいガスガスが通常とのこと
最後にもうひと登り…かなりゆっくりペースだったので、苦しいこともなく登って行くと…
突如、視界が開け、広い広い高層湿原がどーん!これがぜーんぶ山頂
一面に広がる草紅葉、点在する池塘(ちとう)、遠くに山容…
日本一広いという山頂で、ほぼ平坦ですが、ここが一番標高が高いらしいというところに、道標がありました
ここからすぐの「苗場山自然交流センター」という名前の山小屋に宿泊。なんとか雨に降られることなく着くことができました
小屋泊は今シーズン初(避難小屋は泊まったけど)でしたが、とてもよく管理されていて、快適でした
去年来たことがあるという人によると、その時よりさらに改良されているとのこと
小屋番さんもとても感じよく、ご飯もおいしく、ゆっくり休むことができました
翌朝は、天気が良ければ高層湿原でご来光…という話でしたが、ザーザー降りの雨
ご飯を食べて、雨の中を出発
20分ほど高層湿原を抜けて…20分もほぼ平地を歩けるなんて、やっぱり広い!…苗場神社にお参りし、龍峰という眺めのいいところへ
広い広い高層湿原は、湿原があるだけあって、雨が降っていなくともガスっていたりすることが多いとのことで、まあこんなものかな…
湿原を守るため敷かれている木道は、濡れているととにかく滑るので、足元ばかり見ていて、たまに顔を上げると風景よしという感じでした
小赤沢方面の道は鎖場が数ヶ所あるとのことで、少しビビっていたのですが大したことなくてよかった
それより何より、雨が降っていなくてもドロドロなのに、雨なので登山道にジャブジャブ水が流れていたり…
もちろん岩も滑るし、ましてや木道はツルンツルン…というのに苦労しつつ、思いっきりコケることもありつつ(泣)
三合目登山口まで無事下山することができました
やはりもはや雨だとかは大して苦ではないのだけど、滑るのは勘弁
でも鎖場があると聞いてドキドキしていたけど、なんてことなく通過できて嬉しかったな
苗場山は、高層湿原の広々とした写真を見ることが多く、なんとなくまったりゆったりしたイメージだったのだけど、そこに至る登り下りはまあまあ厳しく、ちょっと思ってたのと違いました
とはいえ、高層湿原が期待以上の広さで素晴らしく、いつかまた木道が乾いている時に歩いてみたいなと思いました
車で20分ほどの施設でお風呂に入り、昼ご飯をいただきました
きのこそばと岩魚の塩焼き
下りたのは長野県なのもあり、手打ちのお蕎麦はうまうま 甘めの汁とたっぷりのきのこが最高でした
岩魚も、街の露店とは違う、大きくてふっくらとしていて、美味しかった
登山はお山だけでなく、それぞれの地方の味覚も楽しいな〜
【山行の記録】
・行動時間:8時間16分(初日は休憩33分を含んで4時間35分/2日目は休憩6分を含んで3時間32分
・水平移動距離:10.6キロ
・累積標高差:登り945m、下り999m
水:600mlナルゲン、500mlテルモス、プラティパスに800ml、600mlペットに400ml+雷清水で300ml追加→初日はナルゲンとペットのお茶で800mlほど消費、2日目は400ml消費
初日はじめはとにかく暑くてまあまあ消費したけど、その後は寒くてあまりだった
小屋でお湯は飲んだので、やっぱりお湯は大事
行動食:出発前におにぎり(9時半)→お昼頃菓子パン1つ
小屋の夜ご飯のカレーはおかわり
衣類:ファイントラック夏用あみあみ、パタゴニア半袖Tシャツ、モンベル薄手パンツ、夏用グローブ、アームカバー、
2日目はパタゴニア長袖Tシャツに防寒テムレス→途中で通常テムレスに(朝は防寒でよかった)+終始レインウェア上下
小屋では、パタゴニア長袖Tシャツ、モンベル薄手シャツ、モンベルシャミース、パタゴニアダウンベスト、パタゴニアフーディ、パタゴニアマイクロパフ、コロンビア薄手パンツ、ダウンパンツ
…これでなんとか。寝ている時は暑くて脱いだけど、やはりこれらは必要だった