転倒でスロットルが削れ&割れ、握りにくいので交換。純正でもハイスロ気味だけど、どうせならもっとハイスロにしようかなと。基本スイッチ操作なので。グースってよく純正でもアクセルを回した人にハイスロ?って聞かれるのだけど、原因はキャブ側にあった。スロットルパイプを調べると巻き取り径は約33mmと普通。ということは純正のミクニBST40が全開までの巻き取り量が少なくて済むキャブだからハイスロ気味なのだ。測ってみると16mm、これは最も短いぐらいの部類。グースって基本的に見掛け倒し(笑)なのだけど、エンジンのベースがエンデューロレーサーDR350だからなのか妙にレーシーな箇所がたまにある、スプロケがスナップリング止めだったりとか。
スロットルパイプの巻き取り径をどのぐらいにするか。キャブ側の都合で元々ハイスロ気味ってことは、そんなに大きな巻き取り径のスロットルパイプを入れなくても十分ハイスロになる。最初はアクティブのスロットルパイプ(旧式TYPE1/2/3Φ28~44mm、EVOΦ36~54但しΦ48以上はラージボディ)だけ流用しようかとか、ノーマルに塩ビパイプ
とか考えたりもしたけど、純正で巻き取り径が大きいものが無いか調べてみるとNSR用がΦ43mm、R6用がΦ40.7mm。R1もΦ36mmと大き目。NSR用はワイヤーのタイコが特殊。R6用はタイコが一般的なタイプ、メーカー問わず色んな車種で国内でも海外でも流用している人が多く、人気の純正流用ハイスロ部品のようだ。取り敢えず近所のヤマハの店でR6用のスロットルグリップassy(2CO-26240-00)を注文。
筒+グリップで1260円だった。ちなみにグース純正は値上がりしていて2200円。
買ってみて分かったけど、R6用のスロットルパイプはホルダーそのまま筒だけ流用するのにはもってこいで優秀。ノーマルのスロットルホルダーを使う場合、問題はスロットルパイプの一番出っ張っているタイコを引っ掛ける部分が収まるかどうか。右のR6純正は巻き取り径(赤)は40.7mmと左のグース純正より大きいのに、総外径(青)はグース純正より小さいのだ。余裕でグース純正のスロットルホルダーに収まる。
※追記 下の写真を見て分かるとおり横幅は大きめのようで、車種によってはその辺がネックになるかも。
スロットルケースとグリップのゴムが接触して抵抗にならないようにプラスチックのスペーサー入り。グースのホルダーに付ける分には無くても特に接触はしないようだった。
いつも通りハンドルバーを軽く磨いて、スロットルパイプやハンドルバーにグリス類は何もつけずに取り付け。ワイヤーの長さを調節するだけで付いた。引き側は好みで調節可能な余裕があり。自分の好みは限りなく遊びゼロ、捻った瞬間加速。戻し側の調節は余裕が無いけどギリギリOK。結局スロットル加工なし、ワイヤーも交換や加工なしで付く。あと、何かが引っ掛かっているのかホルダーを付けて最初の一捻りは動きにくいことがある。一度コリッと回せば全閉~全開で止まるし問題ないのだけど。その辺の怪しさはあるので気になるならやらない方がいい。もしくは完全に解決するように加工するか。
全閉~全開位置にノーマルとR6流用ハイスロで印を付けてみた。分度器が見つからないので巻き取り量16mmから計算するとグース純正56°、R6流用46°。計算が合ってるか不安なほどハイスロな数字だけど、印を見ても実際に回してみても大体は合っているような。巻き取り量が1mm違うと2~3°違ってくるので、そのぐらいの誤差はあるかも。旧アクティブの最大径Φ44でも45~76°だから純正の数値でも十分ハイスロ。R6流用後は鬼ハイスロのようだ。
R6グリップは握って見るとやや太め。 ロッシグリップ
のようにテーパーは無い。太めなせいか、回してみるとハイスロになった割に重くなったりはしていない。取り敢えずこれで乗ってみて、グリップが左右違うのに違和感あればロッシグリップかR6グリップのどっちかに統一しよう。新品グリップのシットリ感はとてもよい。タイヤと同じでグリップもゴムなのだ。
なんだかんだで結果的に鬼ハイスロ化。飛ばないように気をつけよう(^-^)/