20年以上、血管にカテーテル(管)を入れて治療をしている、きいろいかえると申します
と、自己紹介から始めてみました(笑)
そんなわたしに、通院している病院の看護師さんから質問が来ることがありまして。
先日は、カテーテル(管)を自分で固定する方法について。
なので、自分でもできる!カテーテル固定方法をご説明いたします。
もちろん、自分自身で固定している人は、自分に合う方法をお持ちの方が多いとは思うので、こんな人もいるくらいの感覚でお読みいただけると幸いです
ちなみに、カテーテルは胸の上辺りの位置に、上向きに刺さっている感じなのです。
(ごめんなさい。下に向かって出ている感じです。表現が難しいです。)
座った状態で、自分自身で固定をすると、下に引っ張られるような感じになるので、かなり危険。
本来であれば、横になった状態でご家族や医療従事者の方にやってもらうのが、安全だとは思いますが…。
一人暮らしの方や家族に頼りたくないという方は、自分自身で固定したいですよね。
そんなわたしが一番やりやすいと思っている方法を説明します!
まずは、必要な物品をすべて用意してから、大きめな鏡の前に座ります。
固定に必要なテープ類は、先に切ってすぐに使えるようにしておきましょう。
で、この状態で現在の固定を外していくのですが、何も考えずに固定を外すと下に引っ張られてしまいます。
地球には重力がありますからね(笑)
話がそれました。すみません。
なので、下に落ちないように片手で支えながら、外して、外し終わったところで、用意していたテープで、接続部辺り(刺入部からかなり離れたところ)を、仮固定しておきます。
この時点で、最終的に固定する形にしておいた方が、後が楽ですよ。
そして、刺入部周辺を清潔に保つため、消毒液を用いて消毒し、しっかりと乾かしていきます。
完全に乾いたところで、フィルムやガーゼなどで固定をしていきます。
カテーテル留置したばかりだと、かなりしっかりとした固定が必要となるので、先生や看護師さんの指導どおりに行うことが大切ですよ。
カテーテルが皮下にしっかりと固定されている人は、ガーゼでの固定でもいいと聞いたことがありますが、そちらについても先生や看護師さんの指導の元でお願いします。
今回のポイントで大切なことは、カテーテルを仮固定しながら消毒を行うこと。
この仮固定のおかげで、安定して消毒ができます。
で、もう一つおすすめしたいポイントがあります。
これは、男性の方には難しい提案になるのですが…、
カテーテルを下に落とさないために、スポーツブラをつけること。
ルートをブラの中に入れておくと、万が一、仮固定が外れても、ブラが食い止めてくれるのです。
ブラにはこのような使い方もあります。
という感じで、個人的におすすめする方法をご紹介しました。
まあ、参考程度にしていただき、自分にとって一番よい方法が見つかるといいですね