
前回に続いて「日本文具新聞」に掲載されていた広告を紹介します。
今回の広告は1921年(大正10年)9月に掲載されていました。
今回の広告は1921年(大正10年)9月に掲載されていました。
アメリカ ワール社製【エバーシャープ(EVERSHARP)】の日本代理店を始めた、
「セールフレザー株式会社」が広告を出しています。
以前にも【エバーシャープ(EVERSHARP)】の代理店として、
”五車堂”の広告がありましたが、それから1年四ヶ月後に
同じ製品を違う代理店が受けもっているのはどうしてでしょうか?
「セールフレザー株式会社」が広告を出しています。
以前にも【エバーシャープ(EVERSHARP)】の代理店として、
”五車堂”の広告がありましたが、それから1年四ヶ月後に
同じ製品を違う代理店が受けもっているのはどうしてでしょうか?
まずは前回の五車堂の広告と明らかに異なるところがあります。
それは【ワール(Wahl)】社製と明記されている点です。
前回、五車堂の広告の紹介の時、
1917年以降であれば”Wahl EVERSHRP社”でないと
年代的に一致しないので疑問に感じると書きましたが、
今回、違う代理店が販売を始めたということは
何か訳があるのかもしれません。
それは【ワール(Wahl)】社製と明記されている点です。
前回、五車堂の広告の紹介の時、
1917年以降であれば”Wahl EVERSHRP社”でないと
年代的に一致しないので疑問に感じると書きましたが、
今回、違う代理店が販売を始めたということは
何か訳があるのかもしれません。
一方、アメリカの”EVERSHARP”は、発明者のチャールス・R・キーランが最初
製造販売していましたが、1917年頃に”Wahl社”に吸収され、
キーランは会社を追われることとなりました。
これを境に”EVERSHARP”は”Wahl EVERSHARP”となり、
クリップの形等変化していきました。
製造販売していましたが、1917年頃に”Wahl社”に吸収され、
キーランは会社を追われることとなりました。
これを境に”EVERSHARP”は”Wahl EVERSHARP”となり、
クリップの形等変化していきました。
前回の五車堂は個人に近い小規模の輸入代理店でしたが、
今回のセールフレザー社は明治時代から続く、大きな総合商社のため、
正式に”Wahl EVERSHARP社”と契約を結び、日本に輸入し始めたのだと思います。
今回のセールフレザー社は明治時代から続く、大きな総合商社のため、
正式に”Wahl EVERSHARP社”と契約を結び、日本に輸入し始めたのだと思います。
これにより、大量のEVERSHARPのペンシルが日本に輸入され始めたと考えられます。
以前、日本の骨董市によく、アメリカのEVERSHARPのペンシルが出品されていると
書きましたが、これだけ大きな商社が輸入しており、
日本国内に支店があったことを考えると、
これを機に、日本国内にも”シャープペンシル”が広がっていったのだろうと思います。
以前、日本の骨董市によく、アメリカのEVERSHARPのペンシルが出品されていると
書きましたが、これだけ大きな商社が輸入しており、
日本国内に支店があったことを考えると、
これを機に、日本国内にも”シャープペンシル”が広がっていったのだろうと思います。
この波に乗って日本国内の各社もEVERSHARPのペンシルに似た
金属製シャープペンシルを製造するようになっていきますので、
この【1921年(大正10年)】が日本のシャープペンシルの歴史における
ターニングポイントになるのかもしれません。
金属製シャープペンシルを製造するようになっていきますので、
この【1921年(大正10年)】が日本のシャープペンシルの歴史における
ターニングポイントになるのかもしれません。
早川兄弟製作所は国内ではいち早く金属製シャープペンシルを
製造し始めていますので、やはり先見の明があったのだと思います。
製造し始めていますので、やはり先見の明があったのだと思います。