想えば…父親が自衛官だという事実を、実は高校の頃まで学校でも大っぴらに話しづらい空気があった…
「進歩的文化人」たろうとする人間にとっては、親族(まして、父親…)に自衛官がいるとゆーのは、どちらかと言えば伏せておくべき事実だった、そういう時代の空気が確実にあった、あの頃…
しかし、1995年の阪神・淡路大震災、そしてそれにもまして昨年、2011年の東日本大震災での陸海空自衛隊の大規模な救援活動の献身的遂行、その多大な貢献によって…
「自衛隊の存在意義」に対する視線(「空気」)が劇的に変わったことだけは間違いない…
こうした「時代の空気」の劇的変化を、最も敏感に感じて自身の人生の選択に反映させたのが、今年の防大(防衛大学校)卒業生たちだったと言えるのかも知れない…
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120318/plc12031817360008-n1.htm
【産経】18日に卒業式が開かれた防衛大学校卒業生の任官辞退者は4人にとどまった。辞退者がいなかった1972年までの時期を除けば、その後の最少記録は73年の5人で、これをさらに下回った。不況による就職難に加え、東日本大震災での自衛隊の救援活動が国民に高く評価されたことが入隊意欲の向上につながったようだ。
防大によると、最初の卒業生を送り出した57年から72年までは任官辞退者がゼロだった。73年に初めて5人の辞退者が出て以降、毎年5人以上の辞退が続いた。最多は湾岸戦争やバブル景気の影響を受けた91年の94人。2011年までの過去10年間は35~10人の間で推移していた。
今回の4人の辞退理由は、2人が「自衛官としての適格性に疑問を感じた」ことを挙げた。その他は「大学院進学」と「民間企業への就職」が1人ずつだった。