60代女性。
実家で、兄が一人暮らしをしていて、出入り自由でエサやりをしていたら、最初1匹だった猫が、今は10匹以上。
女性は、実家が大変なことになったと気に病んで、夜も眠れなくなったそうだ。
話を聞くと、三毛、サビ多く、メス率がかなり高い。
メス2匹。
不妊手術、耳カット。
若い、見た目ホスト風の男性は、
明け方、仕事から帰る時に、
トラックの下で、子猫が鳴いているのを見つけ、
エサやりを始め、
トラックの下に毛布を敷いて寝床を作って、面倒を見ていたそうだ。
11月、
まもなく雪が降り始めて、トラックは雪で埋もれる。
男性は、
「2匹は、自分が飼うので、あと2匹をお願い出来ませんか」
と言い、私は2万円を渡された。
3〜4ヶ月のメス2匹を、保護。
その後、
何度か譲渡会に参加するなどしたが、なかなか譲渡が決まらず、
今年に入り、2匹を不妊手術。
そして、先週のこと。
若いホスト風の男性から、電話が来た。
「従姉妹が、猫を飼いたいと言っているんですが、2匹まだいますか?」
私は、2匹の写真を送り、
男性から返事が来て、
1匹に、譲渡が決まった。
男性は、
「また、猫を飼いたいという人を見つけたら連絡します」
と言った。
人は、見た目じゃないな、と思う。
言葉でもない。
行動が、その人の本当なんだな、と思うようになった。
譲渡会の場で、
殺処分を無くしたいとか、保護活動がしてみたいとか、何だかんだと言いながら、
我先にと、誰もが欲しがる猫を選ぶ人。
何だか、モヤモヤとした気持ちになる。
誰もが欲しがる猫は、
保護活動になど興味がない人にも、譲渡になるのだ。
一方で、
何も言わないけれど、
「譲渡になりづらい猫は、どれですか」
と聞き、
その猫を選ぶ人もいる。
私は、出来れば、
後者のような人間でいたい。
ご支援ご寄付、ありがとうございます。フード猫砂の値上がりに大打撃を受けてしまい、本当に助かっています。
また、ご寄付により、玄関前のTNR部屋と、新しく作った保護部屋に、エアコン2台を購入することが出来ました。それから、TNRの時に1匹ずつ隔離しておくたの大きめのケージを2個購入出来ました。
助かりました。本当にありがとうございます。