車で走行中、
通りがかりのお宅の前に、黒猫を発見した。
まだ小さく、大きさは2ヶ月くらいだった。
周囲には、他にも猫がいて、
お話を伺う為、こちらのお宅を訪問した。
奥様に話を伺うと、
全部で、猫は6匹いて、物置小屋に、発泡スチロールで寝床を作っているそうだ。
小さいクロちゃんの他には、
昨年の春生まれの子猫が2匹、成猫のメスが2匹、オスが1匹だった。
奥様に、
全頭でなくても、小さいクロちゃんだけでも、家の中に入れられないかと尋ねたら、
ご家族に、猫アレルギーがあるとのことだった。
小さいクロちゃんは、私が保護して、里親探しをすることにした。
そして、春前に全頭を手術する為、また伺うことを約束して、帰ってきた。
この保護部屋、
昨年の11月には、こんなにいた猫も、
11匹に譲渡が決まり、大分まばらになった為、
別の保護部屋にいた猫を、
不妊手術とウイルス検査のタイミングで、この部屋に移動することにした。
オス2匹、去勢手術、耳カット。
メス1匹、不妊手術、耳カット。
この3匹は、
昨年の10月、りんご畑で保護した子猫で、
4匹は譲渡が決まり、まだ譲渡が決まっていない3匹だった。
先月中旬、
ゴミ収集場所に、猫が頻繁に現れて、
扉をカリカリと開けようとしている、という話を聞いた。
見に行くと、雪の上に、猫の足跡がたくさんあった。
この奥は、今は凍っているが、大きな沼だ。
その後、何度か足を運んでいると、猫を発見した。
保護。
去勢手術、耳カット。
寒さと飢え、最低の中で生きていた猫。
人慣れも、全くしていない。
この猫は、私が飼っていくことにした。
1月下旬、
クロちゃんと、26匹の現場の子猫、2匹が一緒に譲渡になった。
100パーセントで飼ってもらえる為には、
とにかく譲渡に繋げるしかない。
私の家にいては、大勢の中の1匹で、
100パーセントで飼ってあげることが出来ない。
ただ、誰にも選ばれることのない猫は、
必ず、自分が選びたい。