「オス猫が、メス猫を連れて来た」

という相談があった。


5月中旬、

以前から、ご飯をあげていたというオス猫が、

少し前から、メス猫と連れ立ってやって来て、

メス猫をエサ場において、自分はどこかへ行ってしまうそうだ。



連れられてきた、メス猫。





結構、人慣れしている。


「どこかの飼い猫じゃないですか?」

と聞いたら、

こちらのお宅の女性も、そう思って、近所に聞いて回ったり、

保健所などに問いあわせたそうだが、迷子の届けは出ていなかったそうだ。



メス猫を保護。




背中を触ったら、骨がゴツゴツと痩せていた。


長毛は、痩せていても分かりづらい。




オス猫を捕獲。



メス猫を、エサ場に案内した猫。




メス猫1匹。


不妊手術、耳カットへ。




オス猫1匹。


去勢手術、耳カットへ。




オス猫は、全く人慣れしておらず、もう何年も外で生きている。


このまま、こちらのお宅で、ご飯をあげてもらい、見守ってもらう。


そして、メス猫は、

こちらのお宅の女性が、家の中で飼ってくれることになった。







別の現場。


以前、オス猫を1匹手術したお宅から、


違う猫がご飯を食べに来るようになった、と連絡があった。


新しい猫の特徴を聞いたら、


黒とか茶とか混じっていると言った為、


サビ猫の写真を見せたら、こんな感じだと言った。


サビ猫であれば、ほとんどメス。



「お腹大きい感じとか、分かりますか」


と聞いたら、


「わからないけど、どてっとしている」


と言った。



多分、メス猫は、妊娠が進んでいる。


急がなくてはいけなかった。


その日から捕獲器をかけ始めたが、手術済みのオス猫が捕獲器に入ってしまう為、


メス猫が、捕獲器に入るまで、オス猫を、私の家に確保したいと、


こちらのお宅のおばあさんに、お願いした。






2日後、メス猫を捕獲。





やはり、メス猫は妊娠が進んでおり、堕胎手術となった。


不妊手術、耳カット。




その間、


他にもご飯を食べに来ている猫がいるかもしれないので、


おばあさんには、ご飯を置き続けてもらうようにお願いした。


そうしたら、2匹は、私の家で確保しているにも関わらず、ご飯が減ったそうだ。


また、捕獲器をかけることになった。



すぐに、違う猫が入ったのだが、


驚いた。




また、シャム風の長毛だった。




子猫が大きくなったような感じで、結構人慣れしている。


痩せている。


迷子の届けが、出されていない。



この猫は、私が里親探しをしていく。




しかし、どういうことなのだろう。


シャム風の長毛が続いたのは、偶然だったにしても、


少し大きくなった子猫が、大雪の冬を生き延びてきたのであれば、


それなりに、ちゃんとしたエサ場や、寒さを凌ぐ場所があったのだろうが、


とても、痩せている。


今更になって、エサ場を追いやられてしまったのだろうか。

 


考えても、わからない。





そういえば、7年位前の事を思い出した。


住宅街のゴミ置き場に、4ヶ月くらいの子猫2匹を発見した。


当時、近くの人に聞いたら、


雪が解けた頃、ゴミ置き場に、突然2匹が現れて、


ゴミ捨てに来る人達が、代わる代わるご飯をあげていると言っていた。


2匹は、当時は網がかかっていなかった、ゴミ置き場のこのスペースを出入りしていた。






私は、その時、捕獲器もケージも車になかったが、


ご飯をあげたら寄ってきたので、手で捕まえて、車の中に入れて、2匹を連れて帰った。





2匹は、譲渡会で、すぐに新しいご家族に迎えられた。





当時、5月に、生後4ヶ月位の子猫。


となると、産まれたのは、12月か1月。


大雪の冬に、外で出産があり、生きられたとは考えにくい。



当時は、あまり深く考えなかったが、



あの時の2匹は、


人間の手によって、


「雪が解けたから、もう生きていけるよ」


と、


春を待って遺棄されたのではないかと、


今になって思う。


















5/15  清水様 8,803円

5/17  佐藤様 5,000円

5/18  カツタ様 30,000円

5/18  キタウラ様 10,000円

5/20  グーママ様 3,000円

5/20  ヒデ様 20,000円

5/21  岡田様 10,000円

5/23  KONB様 5,000円

5/25  ナガタ様  5,000円

5/27  ミナミダテ様 10,000円


ご支援ご寄付、いつもありがとうございます。
活動を支えて頂いていることに、感謝の気持ちでいっぱいです。本当に、ありがとうございます。
今週に入り、子猫の保護が、3匹、1匹、1匹、2匹と続くようになりました。上手く時間を使って、頑張らなくてはと思います。