11匹の多頭現場。


成猫が3匹。


2〜3ヶ月の子猫が8匹。

 







子猫は、ほとんど風邪をひいていた。






この日、


最初に訪ねたこの時は、昨年の10月になる。



実は、この時は、不妊手術を断られてしまった。




成猫の3匹は、3匹ともメスで、春にはまた出産すること。


子猫も、春には8ヶ月になり、出産が始まること。


そうなると、あっという間に、多頭飼育崩壊になること。



そのことを伝えたのだが、こちらの奥さんは、


「うちは、接客業をしていて、猫が欲しいお客さんがいると、皆、喜んでもらっていく。だから、そんなには増えない」


と言った。




しかし、増えないのには、他にも理由があった。



最初は室内飼いに見えたが、


外へ通じる場所には、網が張ってあり、その網の高い場所には、穴が開いていて、


猫が出入りするのが見えた。



結局、


外へ出たまま帰ってこない猫がいたり、


メス猫は、外で出産したりすることで、


極端に増えていないだけだ。




ただ、


増えていないのは、


この家の中であって、


外に、たくさん増やしている。







その後も、手術を拒む為、


「それならば、里親探し手伝いましょうか」


と言ったが、それも断られた。


「それならば、子猫8匹、病院に連れて行ってもいいですか?風邪は治った方がいいですよね。また、必ず連れて来ますから」




そして、子猫8匹を、病院に連れて行った。




診察後、飼い主に、


抗生剤と目薬を渡して、投与をお願いして帰ってきた。






それから、5ヶ月後。


今年の3月に、もう一度訪ねた。


8匹いた子猫は、茶トラの1匹しか貰われておらず、すでに8ヶ月になっていた。



成猫のメスが3匹。


8ヶ月のメスが4匹、オスが3匹。


この春、出産する猫は7匹になっていた。



ここで、飼い主は、ようやく手術に応じる。




成猫のメス1匹。



不妊手術、耳カット。



成猫のメス1匹。



不妊手術、耳カット。



成猫のメス1匹。



不妊手術、耳カット。







8匹の子猫は、大きくなっていた。


飼い主は、薬はきちんと飲ませていたということで、風邪は、治っていた。



8ヶ月のメス1匹。



不妊手術、耳カット。



8ヶ月のメス1匹。



不妊手術、耳カット。



8ヶ月のメス1匹。



不妊手術、耳カット。




8ヶ月のメス1匹。



不妊手術、耳カット。





飼い主の奥さん、ここで、オスは去勢手術しなくていいと言い出した。

私は言った。

「オスだって、発情して、交尾出来るメスがいないとなると、相当なストレスです。
外へ出て、メスを求めて遠くまで行き、ここに戻って来れなくなりますよ」


飼い主は、それは困るといった感じで、手術に応じた。

このような人達の、猫の可愛いとか、可哀想とかの基準が、わからない。



8ヶ月のオス1匹。



去勢手術、耳カット。



8ヶ月のオス1匹。



去勢手術、耳カット。



8ヶ月のオス1匹。



去勢手術、耳カット。




メス7匹、オス3匹、全頭手術出来た。




よく言われる言葉。


「家(うち)の飼い猫ですから」

「何も、飼い猫にそこまでしなくても」


飼い猫の定義って何だろう。



飼い猫の定義を、最低限、

「外に増やさないこと」

にして欲しい。




















4/13  カツタ様 30,000円

4/15  小西様 3,000円

4/16  菊月様 5,000円

4/16  ミナミダテ様 30,000円

4/21  ワシダ様 20,000円

4/22  根本様 3,000円

4/22  グーママ様 3,000円

4/23  岡田様 10,000円

4/25  KONB様 5,000円

4/27  清水様 8,890円

4/28  ナガタ様 5,000円


ご支援ご寄付、本当にありがとうございます。

物資を買いに行く時間が無かったり、メスの手術が多かったりで、厳しいなと思っていた所、助けられました。

なかなかブログを書く時間持てず、前回保護した猫については、また次回のブログで書ければと思います。

ご支援ご寄付下さった方々、また、何度も支援して下さる方もおり、本当に助けられました。ありがとうございました。