本当に、
手こずっている。
どれだけ、山を往復しているんだろう。
山の中の一軒家に、
メス5匹、オス1匹。
外猫の親子猫3匹は、おじいさんが連れて行ってくれと言い、保護して、手術出来た。
そして、ようやく、中の猫の手術を説得出来たと思ったら、
同じ集落の村人たちが、
「あの女は、村の猫捕まえて、売っているんだべ」
「得(とく)ねえば、こんな山の中さ、来ないべ」
次々と言い、おじいさんは、私に不信感を持ってしまった。
「息子達が、職場で里親探ししたり、何とかしてくれるって言うから、あと、もう来なくていい」
おじいさんには、息子さんが3人と、娘さんが1人いた。
一度、三男の息子さんご夫婦に、玄関先で会ったことがある。
息子さんご夫婦に、ご兄妹4人で、1匹ずつでも飼ってあげることが出来ないかと聞いたら、
「家は2匹いるんで。手術も、ちゃんとしているんで」
と、答えが返ってきた。
長男は、猫が嫌いで、次男は、猫を1匹飼っていて、妹は、犬を1匹飼っていて、
だから、皆、無理だと言った。
「おじいちゃん、息子さん、里親探しすると言ったって、妊娠しているかもしれないメス猫の里親探しは、難しいですよ」
「それに、不妊手術してある方が、絶対に見つかりやすいですよ」
おじいさんは言った。
「今んとこ、いい」
別の現場。
畑の軽トラの下や、荷台や、その周辺に、
メス、5匹。
オス、3匹。
キジ白か、黒白の猫ばかり。
ご飯をあげているおじいさんは、
「自然に任せている」
これはまた、難航するかと思ったが、娘さんが、理解して、協力して下さった。
娘さんが、お父さんには、自分から話してくれるそうだ。
ご家族に一人でも、協力してくれる人がいれば、本当にスムーズに終わる。
メス2匹。
不妊手術、耳カット。
昨年の春に産まれたという、
三姉妹のメス猫。
不妊手術、耳カット。
姉妹猫、3匹。
この3匹、1匹はベタベタに人慣れしていて、2匹も人慣れしていた為、
4月の譲渡会に参加させることにした。
そして、先週の譲渡会で、
3匹それぞれに、
里親様が見つかった。
1年、2年で、簡単に世代交代していく現場。
もう、この世代で、
産まれるのを、終わりにする。
また、山のおじいさんを訪ねる。
私は、不審に思われているので、第三者を連れていくことにした。
以前、TNRした現場の60代の女性。
田舎言葉で、話がとても上手だ。
昨年から、積極的に、啓蒙活動や、保護活動を始めてくれていた。
だから、私も嬉しく、出来るだけ協力をして行きたい。
2人で出向き、免許証やら、家族の名刺やら、個人情報を、おじいさんに見せて、
手術の説得をした。
おじいさんは、見ず知らずの私に連れて行かれ、
もう戻って来ないんじゃないかという、不安もあったらしい。
里親探しをするという、息子さんからは、何の連絡もないそうだ。
そして、おじいさん、
ようやく、手術に同意してくれた。
気が変わらぬうちに、6匹全部連れて行きたかったが、
親世代のメスとオスは、外に出ていた。
そして、姉妹猫4匹の1匹は、妊娠が進んでしまっていた。
おじいさんとの話し合いで、この1匹は産ませることになった。
おじいさんとは、産まれて2ヶ月したら、
子猫は里親探しをして、母猫は不妊手術をするという、約束をした。
姉妹猫、3匹。
不妊手術へ。
耳カットをすることは、許してもらえず、
おじいさん宅へ、戻しに行った。
一緒に行った、60代の女性が、
おじいさんにとっては、安心だったのか、脅威だったのか、
(最初から、こうすれば良かったな)
と、今回とても、勉強になった。
数日が経ち、
今度は、おじいさんの方から、電話があった。
「外に出した2匹が帰ってこない。あんた連れて行ったんでないか」
「それから、子猫が5匹産まれたから、手術した3匹、連れて行ってくれねえか」
おじいさんに、
どこまでも、振り回される。
埼玉県 中山様
新座市 かな様
3/30 bluearrow様 20,000円
3/31 モンマ様 10,000円
4/1 ムリセズゴジアイヲ様 5,000円
4/1 マツウラ様 5,000円
4/1 タマ様 3,000円
4/2 匿名様 20,000円
4/4 辻村様 3,000円
4/5 佐藤様 5,000円
4/6 カナ様 10,000円
4/12 加藤様 5,000円
いつも、ありがとうございます。おかげで、活動が続けられており、今回11匹を手術することが出来ました。
本当にありがとうございます。
将来に向けて、やはり、不妊手術が、1番有効だと考えています。現在、10匹の手術に取り組んでおり、10数匹の現場もありますが、やはり、費用が追いつかなくなります。
どうか、ご支援、よろしくお願い致します。