農家の納屋の中にいた、

母猫と、

10匹の子猫。




元々は、

2匹のメス猫が、

このダンボールの中に、それぞれ出産したというのだが、





母猫の1匹が、

出産後、この場所に戻らなくなり、

もう1匹の母猫が、2つのダンボールを行ったり来たりしながら、

10匹の子猫に、授乳していた。



その2匹の母猫というのも、

親子だというのだから、何とも、やりきれない気持ちになる。



10匹に授乳している、母猫のお乳は、

しなびて、傷だらけだった。






この場所から11匹を保護して、その足で、病院へ連れて行くも、

子猫は皆、状態が悪かった。


そして数日後、

三毛の子猫2匹が、亡くなった。


連絡を頂いてから一週間、私は保護しに行くことが出来なかった。

もっと早く保護しに行けば、

生かすことが、出来たかもしれない。







ちょうどこの頃、

5月に保護した親子猫の子猫が、



皆、新しいご家族の元へ巣立っていった時だった。



この母猫は、まだ、充分にお乳が出ている。

この母猫に、

子猫8匹の内の、4匹を預けることにした。



2匹の母猫が、

8匹を育ててくれた。






そして、

一番状態が悪かった白ちゃん。



少しずつ、良くなり、


保護してから、1ヶ月が経過して、


一番先に、新しいご家族の元へ。



鼻がハーフの白ちゃん、



保護してから、1ヶ月が経った。



そして、

長毛の白ちゃん。



1ヶ月が経過。




この2匹が一緒に、新しいご家族の元へ。





そして、

キジ白くんと、



長毛のキジ白くん。



保護してから、1ヶ月が経過して、



それぞれが、新しいご家族の元へ。







2匹の母猫に、ご飯をあげていたのは、

この家のおじいさんだった。




おじいさんは、

母猫を早く戻して欲しい、と言っていた。


私は、どうやったら、母猫を戻さなくて済むかを、ずっと考えていた。


おじいさんは、あまり話が通じるタイプではなく、

猫に関与していない、おばあさんの方が、話をよく解ってくれた。



私は、おばあさんにお願いした。

「子猫と一緒に、母猫も飼いたいと言って下さる方がいるので、おじいさんを、何とか説得して頂けませんか」



おばあさんは、

「家の中で飼ってくれる人がいるんだば、その方が、猫も幸せだべ」

と、おじいさんを説得することを約束してくれた。



しかし、数日後、

「ダメだって。絶対に返せだって。あれほど、話がわからない人だとは、思わなかった」

おばあさんは言った。





猫が好きとか、猫が可愛いとか、

手元に置いておきたいという気持ちも解るが、



好きならば、

自分よりも、幸せにしてあげられる人がいるならば、

手放すことが、本当ではないだろうか。




好きというのは、

自己満足ではない。



好きというのは、

相手の幸せを願うことではないのだろうか。

























東京都 山田様

匿名様

匿名様

筑紫野市 原田様

東京都 勝田様
7/6  T・M様 3,000円
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7/10  bluearrow様 30,000円
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7/12  K・N様 5,000円
7/15  K・N様 2,000円
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7/16  K・M様 5,000円
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ご支援ご寄付、本当にありがとうございます。
活動報告が、まとまっての報告になってしまいまして、申し訳ございません。日々の世話から、通院、里親探しの為のご自宅訪問、ギリギリいっぱい、この辺りが限界だろうと、常に思いながらの活動です。
この場でのお礼になってしまい、メッセージにも返信ができず、申し訳ございません。
本当に、助かります。いつもいつも、ありがとうございます。