先月のこと。
ダンボールに入れられて、
子猫が3匹、
捨てられていると、連絡があった。
公園のトイレの裏、
ダンボールから出た子猫は、
茂みの中、
3匹で固まっていた。
およそ、1.5ヶ月。
状態良く、人慣れもしている。
だとすれば、
捨てた人間は、
「ここまで成長させてあげたから、後は、力強く生きるんだよ」
とか、
「ここなら、誰かに、発見してもらえるかもしれないよ」
とでも、声をかけたのだろうか。
いや、何も、
考えていないかもしれない。
捨てた人間は、どんな人間だったのかと、
3匹の子猫に聞いてみたい。
駆虫、ワクチン。
それから、
すぐに里親探しを始めた。
そして、
以前は、
動物を遺棄する人間など、犯罪者レベルでしか存在しないと思っていた。
動物を虐待する人間など、殺人犯レベルでしか存在しないと思っていた。
しかし、今、
普通に、一般人の中に、たくさん紛れ混んでいることがわかった。
しかも、普段は、悪い人として認識されているわけでもない。
遺棄だとか、里親詐欺だとか、
しっかりと、
人間の本質を、見つめたい。
6月に保護した親子猫。
キジトラの男の子。
大きくなって、
そして、この現場。
外飼いのメス猫2匹が、
それぞれ、6匹、5匹と産み、
1匹のメス猫は育児放棄して、どこかへ行ってしまったのだそうだ。
子猫は1匹亡くなり、
母猫が1匹で、10匹の子猫にお乳を与えていた。
子猫に人間の匂いが付くと、育児放棄する母猫がいる。
これだけ、ベタベタと触っているのだから無理もない。
私は言った。
母猫の授乳が必要なので、2匹だけ置いていくことは出来ない。
ご家族は言った。
じゃあ、2ヶ月になったら、2匹を連れてきてもらえるか。
私は言った。
家の中で飼えないなら、それも出来ない。
お嫁さんが、少し離れた所で泣きだしたようで、
ご主人に慰められているのが見えた。
これは、まるで、
私が、猫を連れ去ってしまう悪者の構図だな、
と思いながら、
私は、
親子猫11匹を連れて、
その家を後にした。
私がブログを始めたのは、大矢誠の虐待動画を見たことが、きっかけだった。
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