活動が、思うように進められない。


でも、止めたくない。


頼れることは人に頼って、

時間を作り出して、


少しずつでも進めていきたい。







3月下旬のこと。


外猫にご飯をあげていた、一人暮らしのおばあさんが、施設に入った。


慌てて見に行くと、



たくさんの猫の足跡と、

白菜やジャガイモ、野菜が食い散らかされていた。





このところ、仕事も生活も一変してしまい、


今後の不安とか、

活動が続けられるのだろうかとか、


気持ちにも余裕がないのだが、


この状況を見てしまっては、何とかしようと考えるしかなかった。






そもそも、この現場を知ったのは、

2年前の夏だった。


こちらのお宅の小屋に、

子猫が出入りしているのを見たことがきっかけだった。


訪ねると、おばあさんは猫を抱っこしていた。

サバトラの猫だった。


話を聞くと、

外猫が3匹位と、春に産まれた子猫が4匹位いるという話だった。





野菜が食い散らかされていた同じ場所は、

2年前は、畑だった。



当時、

おばあさんに、子猫は保護して、成猫は手術させてもらえないかと話し、

説得できたつもりだったのだが、


数日後、捕獲器を小屋の中に持っていったら、



「ダメ、ダメ、やっぱりダメ」

と、おばあさんは言い出した。



正確に言うと、

「まいね、まいね、やっぱりまいね」

と言った。
 

「まいね」とは、

津軽弁で「ダメ」と言う意味だ。
 

私は「まいね」というこの言葉を、この時、100回以上聞いた気がする。



何とか説得しようとしていたら、

近くに住むおじいさんがやってきて、



「お金かからないんだったら、手術してもらえばいいじゃないか」

と言ってくれたのだが、

おばあさんを、説得することは出来なかった。




そして今回、 

この時のおじいさんが、

おばあさんが施設にはいったことを、私に知らせてくれたのだった。




おばあさんが抱っこしていた猫。




毎日通っていたら、段々と距離が近くなってきた。


今は、おばあさんではなく、

私を待っているのかもしれない、と思った。






そして今回。

鶏は、

やっぱりそのままいた。




鶏の里親探しをすることにした。






毎日のエサやりの中で、

猫は、最低4匹いる事を確認。



この現場、この集落は、

おじいさんの話では、あと数年で消滅するという話だ。

若い世代は、市内に移り住み、もうほとんど人がいない。



エサ場がなく、人もいないということは、

最後の1匹まで、保護しなくてはいけない。



おばあさんの猫を保護。

オス。





おばあさんのエサ場の猫。

メス1匹、保護。




オス1匹、保護。



オス1匹、保護。





この中に、2年前、

私が保護してあげることの出来なかった子猫は、いるのだろうか。




これで、確認していた4匹を保護。


しかし、まだいるかもしれない。


置きエサを続けて、減るかどうか、減らなくなるまで、

しばらく、通い続ける。



あの場所に、1匹でも残したら、


もう、ご飯をあげる人は、


誰もいない。









おばあさんは、


「まいね、まいね、可哀想でまいね」


と、何度も言った。





私は、ご飯をあげに通いながら、


「だから、言ったじゃないか。だから、言ったじゃないか」


何度も、何度も、呟いた。






























3/26  M・T様 10,000円
3/30  K・Y様 30,000円
3/31  M・M様 5,000円
3/31 M・H様 10,000円
4/5  O・A様 10,000円
4/7  N・E様 10,000円
4/8  N・H様 5,000円



ご支援ご寄付を、誠にありがとうございました!!
エサ場がない為に、4匹を保護することとなりました。4匹の初期治療、ワクチン、手術費用に使わせて頂けたらと思います。本当に、ありがとうございます。
活動が思うように進められず、収支報告も、まだ出来ておらず、申し訳ございません。近いうちに出来るように頑張ります。
また、メッセージへの返信等、出来なくなってしまいました。申し訳ございません。
これから、どう活動出来るかもわかりません。活動を見てのご支援、よろしくお願い致します。
誠に、ありがとうございました!!