山の中で、
保護した子猫。
お湯が、チョロチョロと滲み出ている建物の下の隙間で、
寒さを凌いでいた。
保護した翌日、
排便があったので、
ご飯を食べられていたのだろうか、と疑問に思いながら、
掃除しようとしたら、
明らかに、便の形状がおかしい。
ポロっと崩れる。
何なんだ、これは。
消化されずに、
そのまま、便となって出て来たものは、
木の実とか、皮とか、葉っぱとか、小枝だった。
このようなものを口にして、
命を繋いでいたのか。
数日後、
便は、普通の便になり、食欲も落ち着いてきた。
あの日、
山で保護した帰り道。
どこかのエサ場から派生して、山に迷い込んだのではないかと思い、
あちこち見ていたら、
山の麓の方で、別の猫を発見した。
おじいさんが出て来て、隣の山小屋を案内してくれた。
中には、猫がいた。
メスが4匹、オスが2匹。
内、1匹のメス猫だけが、不妊手術がされている。
最初、三毛のメス猫が子猫を産み、その母猫は不妊手術したそうだが、
産まれた子猫も、あっという間に大きくなり、出産するようになり、
手術が間に合わなくなってしまったのだそうだ。
おじいさんは、
今は、子猫が産まれると、
新聞で里親募集をして、減らしていると言った。
「ある日突然、いなくなる猫っていませんか」
私が聞くと、
「いつからか、戻ってこなくなった猫もいる」
おじいさんは言った。
メス2匹、オス2匹、
4匹を手術する為、連れて帰ることに。
後もう1匹のメスは、この日はいなかった。
この4匹は、とても人慣れしていた。
私が普通に抱き上げて、ケージの中に入れることが出来た。
しかし、
外にいる猫は、あまり人慣れしていない方が良い。
人間が近づくと、逃げるくらいでないといけない。
虐待目的の人間に、簡単に捕われることのないように、
その為にも、
外猫がいなくなるようにしたい。
最初は、TNRで考えていたが、
気にかかる点が3つあり、
保護にした方がいいのではないかと、迷い始めた。
1つは、人慣れし過ぎていること。
2つ目は、いつか山に迷い込んでしまう可能性があること。
3つ目は、おじいさんが、80代であること。
メス。
さびちゃんは、風邪を引いていて、目の治療が必要だった。
あの広大な山の中に、迷い込むことなど、絶対にさせたくない。
保護にしよう、私は決めた。
人慣れしているので、里親様も見つけやすい。
しかし、
コロナウィルスの影響により、3月の譲渡会は中止になった。
4月はどうなるのだろうか。
譲渡会だけではない、
学校が休みになり、あらゆるイベントが自粛になったことで、
自分自身の仕事にも、悪影響が出てしまっている。
感染が広がらないこと、死者が出ないことが一番大事なので、
仕方ないのだけれど、
会社の仕事が、製造、卸売り業である為に、
イベントや外出の自粛により、かなりの打撃を受けてしまった。
会社を、どう良くして、今をどのように乗り越えていけばいいのだろう。
保護活動を、
どのように進めていけば良いのだろう。
考える事が山積みで、
頭が、パンクしそうになる。
3/8 I・I様 3,000円
3/9 O・A様 10,000円
3/10 カナ様 10,000円
ご支援ご寄付を、誠にありがとうございました!!
いつも、本当に助かります。
仕事がバタバタとキャンセルがあったり、仕事と生活と保護活動のバランスが難しくなっているところです。頭と身体を使って、何とか今を乗り越えていきたいです。
いつもいつも、ありがとうございます。
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