先日、


山の中を車で走っていた。






道路の左車線を走行中、

側道を、ひたすら何かが歩いてくる。





猫だった。




山に、迷いこんでしまったのだ。




10kmも続く山道を、


ひたすら猫が歩いていた。


一体、どれほど歩いてきたのだろう。






山で見つけた猫は、絶対に保護する。



絶対に保護すると、

決めている。






左の側道を歩く猫と、

すれ違い、




Uターンして、反対車線を車で戻り、再び、猫に追いついた。



そして、猫を追い越し、100メートル先に停車して、

捕獲器を手に、道路を渡った。



このような時の為に、

捕獲器は、必ず一台は、車に積むようにしている。



捕獲器をセッティング。


近づいて来た猫は、

私に気付き、

フードの袋をカサカサとさせている、私の手元を見ていた。


これはいける、と思った。


すぐに、その場から離れる。




私は、道路を渡り、車の中から猫を見た。




猫が、捕獲器に近づいた。



こちらの様子を伺っているが、

相当、お腹を空かせているはずだ。






そして、

捕獲器に、入った。






良かった。


保護出来て、

本当に、良かった。



山で、保護に失敗したら、もう次がない。



そして、

冬になり、山には雪しかなくなり、


あの時、保護できなかった猫はどうしているのかと、考える。


あの時、ああすれば良かった、こうすれば良かったと、ただ考え、苦しむ。



それは、本当に苦しい。




保護活動は、喜びは一瞬で、


ほぼ、苦しい。



保護出来なかった猫の姿が、頭に蓄積される。



どれほど頑張ったつもりでも、

出来ない事が多すぎる、全く足りないという、

無念もまたある。




保護活動者が、もっともっと増えて、


いつかどこかで、


その力が、繋がって欲しい。








保護した猫は、

フードのパウチを、3個食べ続け、ミルクを飲み続けた。






ボクちゃんは、

頭から首にかけて、毛がごっそりと抜け落ちて、皮膚が見えていた。






耳ダニが酷かったが、

耳の中に、カビも生えていた。


相当な痒さだっただろう。






去勢手術、さくら猫へ。




そして、

耳の治療は終わり、

頭も首も、毛が生えて来た。




とても、人懐っこい猫だった。









山は、雪景色となった。









先週、

成猫を探しているというご夫婦がいらっしゃると聞き、

6匹の猫を連れて、伺うことになった。


ボクちゃんも連れて行った。







ボクちゃんは、

新しいご家族の元へ。









保護活動は、


ほぼ苦しい。





ほぼ苦しいが、





この嬉しい瞬間が、






この上ない喜び。































11/26  K・Y様 30,000円
11/29  タマ様  3,000円
12/1   I・I様 3,000円
12/1  M・Y様 3,000円
12/2  トクメイ様 3,000円
12/2  KONB様 5,000円
12/2  S・K様 20,000円
12/2  フルヤ トキエ マリン様 3,000円



ご支援、ご寄付をありがとうございました!!
日曜日の譲渡会で、4匹に里親様見つかりました。また、ご報告致します。
そして、雪が降り始めて保護した親子猫は、元気にじゃれあっています。2ヶ月になったら、里親探ししていきます。
いつもいつも、ありがとうございます。
助かります!!

bluearrow様、アドバイスをありがとうございました!!