生まれてから、
ずっと、
ソフトケージの中で飼われていた、
5匹の猫。
病院を経営するお宅の、
奥様が、
玄関の風除室で、飼っていた。
この暑さの中、
こんな状態で飼われるのであれば、
いくら過酷とはいえ、
外の暮らしの方が、
まだマシではないだろうか。
あの日、
ソフトケージの中から、3匹を保護。
2匹は、
お盆に孫が来るから、残して欲しいと言われる。
そして、お盆明けに訪問。
2匹を、
保護することができた。
それにしても、
先日、3匹を保護した時、
ケージの中には、1匹ずつになり、
結局、
一つのケージは片付けられ、
もう一つのケージに、
2匹がまとめて入れられていた。
しかも、
まだ、不妊手術をしていない、
オスとメス。
我が家へ。
数日休ませた後、2匹を手術へ。
キジトラのメス猫は、
あのソフトケージの中で、1匹だけ、子猫を産んだことがあるが、
死んでしまったと、
奥様に聞いた。
そして、
クロのオス猫は、
3本足だった。
どうしてかと聞いたら、
子猫の頃に、ドアに挟めてしまったと、
奥様は言った。
奥様は、
このクロくんのことを、
「足が不自由だから、私が面倒みたい。手術が終わったら、戻して欲しい」
と、何度も言った。
しかし、あの場所に、戻すわけにはいかない。
私は、言った。
「このような飼い方をしていると、見る人が見ると、虐待だと、警察や保健所に通報されますよ。そうなったら、大変な事になりますよ」
自分自身、脅迫めいたことを言っているな、と思ったが、
これが、一番効果的だと思った。
奥様は、
クロくんを手離す事と、
もうケージ飼いはしないことを約束してくれた。
3本足の、クロくんは、
歩くのはゆっくりでも、
ちゃんと移動して、何でも出来るし、
日常の生活には支障が無かった。
そして、
それから、数日後のクロくんに、
驚いた。
猛ダッシュを始める。
クロくん、足が速い。
それから、
走るのが楽しいのか、
クロくんは、ずっと走っていた。
クロくんは、
3本足でも、不自由ではない。
クロくんは、
不自由だった。
しかし、
今は、
自由になった。
8/14 MOMO6NANA6様 30,000円
8/15 ミケネコヨリ様 5,000円
8/15 M・N様 30,000円
8/19 ガンバルニャン様 5,000円
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ご支援、ご寄付を、誠にありがとうございました!!
ご支援、ご寄付のおかげで、迷いなく保護できました。本当に、ありがとうございます!!
これから、譲渡にも、力を入れていきます。
ありがとうございました!!