土手から這い上がる、
白い猫を見つけて３週間。
保護できない。見つけられない。
エサ場を持っているのだろうか。
寒さを凌げる場所をもっているのだろうか。
そして、雪。
捕獲器を置かせて頂いた、こちらのお宅のご主人に、
「この場所、雪捨て場になるから、雪降ったら、捕獲
器置けなくなるよ」
悲壮感の漂った、あの顔が、忘れられない。
諦めることができない。
私は、もう一度、ご主人にお願いに伺った。
ご主人は、半ば呆れていたが、了承してくれた。
朝セッティングして、
夜は、氷点下になる為、捕獲器の扉が閉まらないようにして帰る。
捕獲器に、猫が入ったら、ご主人から連絡をもらう。
ご主人から電話。
「猫、入ってるよ」
白い猫ではなかった。
でも良かった。
オス。未去勢
今まで、よく頑張って生きて来た。
思いもかけず、この場所で、
2匹の猫を、保護することができた。
この場所は、長い土手の終点になっていて、
土手の中で、ネズミやカエルや、食べ物を探した猫が、
この場所で地上に出ているようだ。
先週末、気温が上がり、すっかり雪が溶ける。
日曜日、歩いて、訪問して、出来る限りやってみようと思った。
そして、
見つけた。
聞き込みをして、
飼い主の、おばあさんがいることがわかった。
もう1匹、白い猫がいた。
2匹ともオスで、去勢手術はされていた。
私は、おばあさんに、
手術してあることへの感謝の気持ちと、
しかし、このような飼い方では、
いつ戻ってこなくなってもおかしくない事を話した。
車に轢かれたり、
雪に埋もれたり、
毒エサを盛られたり、
虐待者に狙われたり、
私のような保護活動者が、
野良猫だと思って保護することもある。
おばあさんに話したが、
「ネズミ捕ってもらわないば、困る」
と言い、家の中に入れてもらうことは出来なかった。
田舎では、
「猫をたてる」という言い方をして、
飼っているという認識がありながら、
家の中には入れず、外飼いだ。
犬は番犬。
猫はネズミ捕り。
何十年も前から、
時が、止まっている。
個人で、野良猫の保護、不妊去勢、里親探しをしています。また、多頭飼育崩壊現場の不妊去勢をしています。
1000円で、できることたくさんあります。
どうか、ご支援よろしくお願い致します。
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ご支援ありがとうございました。
ご支援金で、費用が賄えることと、そして、泣けてくることが多すぎて、でも、応援して下さる方がいるので、何とか気持ちを取り戻せています。