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緩医(ゆるい)のブログ

緩和ケア医・ゆるいの緩めのブログにする予定。

昨日の午前3時半ごろに第一子が産まれました。
エコーでの見立て通り、女の子です。

妻は初産でしたが、陣痛室に入ることなく分娩室に入り、
2時間程度で出産というかなりスムーズなお産でした。

もともと、すぐ近くの産院で産む予定だったのに、途中で
「週数に比べて体重が小さい。胎児発育遅延が疑われる」
と言われて大学病院に転院になってしまいました。

妻とは最初の頃から
「たぶん排卵が遅れてるよね」
「週数が一週早く計算されてるよね」
とずっと話してたんですが、
41週1日で産まれてみれば3000g超えでした。
身長やら頭の大きさやら、どれをとってもド標準。
やっぱり一週早く計算されてたように思います。

でもまあ大学病院なので施設は立派できれい。
妻の満足度は高いです。
ご飯がちょっとショボそうですが……(^_^;)

産まれて一時間後くらいに初めてだっこしました。
3kgちょい。軽いような、重いような。
一瞬泣きそうに顔をしかめましたが、
「こんにちは、パパだよー、はじめまして」と話しかけると
すぐに戻って、じいっと僕の顔を見つめてくれました。
おなかの中にいたときよく聞こえてた低い声はこのひとかなー
とか考えてたんだろうか。

ちょっと前までまっくらなおなかの中でぐにぐにしてたのが
いきなり明るいところに出てきて、
それで息もちゃんとしてて、目もぼんやりでも見えてて、
声のした方に首を向けるから耳もちゃんと聞こえてるっぽい。
ふしぎです。

その後はまだガラス越しの対面しかできてませんが
明日あたりから母児同室になるそうなので、
いっぱいなでたりだっこしたり話しかけたりするぞーと
楽しみにしています。

余談。
梓みちよが歌った「こんにちは赤ちゃん」って、
もともと男の人が歌う予定だったそうですね。
「こんなもん男が歌ったって売れるわけない」
と書き直させられたそうですが、
作詞者の永六輔さんは今でも、
 「これは父親の歌だ。
  母親の方はずっとおなかん中にいたんだから
  いまさらこんにちははおかしいだろ。
  父親の方はほんとにはじめましてなんだから」
と話してるそうです。
ご無沙汰しております。

ご無沙汰しているうちに、
妻のおなかの子は40週を過ぎてしまいました。
37週に入ってからずっと
「いつでも出てきていいよー」
と呼びかけているのですが、

どうやら居心地がいいようです。

といっても陣痛がいつ来るかわかりませんし、
同僚女性医師や看護師長から
「子宮口開いてないって言われたのに
 その晩にいきなり全開大して2時間で産まれた」
なんていうほとんど墜落分娩のような
エピソードを聞いていると、

なんだか仕事が手につきません。
(言い訳)
むしろ妻の方がどっしり構えています。

早く会いたいな。


そういえば、ドラマ「コウノドリ」
なかなかいいですね。
うちはテレビがないのでTBSオンデマンドで見てます。
医学的に間違ったところがないので
安心して見ていられます。
もちろん、原作がいいからなのですが。

妊娠中という絶妙のタイミングなので
見ていてとても身にしみるものがあるし
出産に関する教育ビデオみたいな感じで見ているのですが、
全然関係ない時だったらどうだっただろうな
と妻と話しています。

原作の1巻は先に買っていたのですが、
流産、早産、死産、奇形の話も出てくるので
妊娠初期はこわくて読めませんでした。
おなかの子が8か月に入り低体重状態を脱してから、
ようやく2巻以降を読む気になりました。

研修医として産科を回っていた時に
いま一つ理解できなかった先輩医師たちの言動も
鴻鳥や四宮のセリフを読んで
「そういうことだったのか!」
と腑に落ちたこともありました。
とんでもなく綿密な取材の末に描かれた作品だと思います。

そして鍵盤弾きとしては、主人公の
「産科医 兼 覆面ジャズピアニスト」
という設定も見逃せません。

年末にかけて当院にも
金髪を振り乱すデブい偽ベイビー(略してデイビー)が
現れることになるでしょう。