花より団子

 

風流なものより実利である団子を選ぶ人を揶揄した言葉のようです。風雅心持の事でも同様の事を言っています。

 

恥ずかしながら、私は風流なんて見栄を張らずに実利の団子を選ぶべきだと思っていました。

 

解説によると、旨いものばかりに目が行っていると、かなり旨いものでないと食指が動かない、有難いと思わなくなるという事のようです。

 

確かに、実利にがつがつしていると短期では利益が得られるかもしれませんが、長期は難しいかもしれませんね。

 

「それは何の利益になるの?」

 

「うちに利点はあるの?」

 

を繰り返されるとうんざりします。いわゆる成金はそんな傾向にあるように思えます。

 

確かに、会社の上の人になるほどバランスが取れていますね。育ちがいいというか、そうでなくてもどんな話を振られても返せるだけの引き出しを持っている人が多いように思えます。だから、タニマチの旦那衆なるものが存在するのでしょう。

 

この話を、大陸の人と話をしたことがありますが、「芸人や芸術家を支援して何の得があるのか?」と訊かれたことがあります。

 

そのとき、私は「それが社会のためになるのであれば、それで十分じゃないか」と答えましたが、そのときは納得していなかったようですが、後になってそれが民衆の心をとらえる重要な事だと分かったようです。

 

花ばかりというのも倒産の原因になりますが。