そういうわけで、韓国作家の作品をさっそく読みはじめました。
が、図書館でこの本を借り、80ページ辺りまで読み進んだときに、既視感が。
読んだことのある本でした。![]()
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以前も、既に読んだことを忘れてまた手に取った本はありましたが、だいたい読み始めてすぐに気づいていたもんですが、今回は80ページまで気づかないという・・・。
焼きが回っているんでしょうか。![]()
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そして、80ページで前に読んだことがあることに気づいても、その後の話の展開が全く・・・本当に全く思い出せなかったので、最後まで読みました。
こういうのは、一冊で二度美味しいっていうんですかね・・・。
内容については、Amazonの紹介文を借ります。
扁桃体が小さく〝感情〟がわからないユンジェ。
怪物と呼ばれた少年が愛によって生まれ変わるまで――。
日韓累計150万部のベストセラー
扁桃体が小さく、怒りや恐怖を感じることができない16歳の高校生、ユンジェ。祖母から「かわいい怪物」と呼ばれた彼は、目の前で祖母と母が通り魔に襲われたときも、黙ってその光景を見つめているだけだった。事件によって一人ぼっちになった彼の前に現れたのは、もう一人の〝怪物〟ゴニ。激しい感情を持つその少年との出会いは、ユンジェの人生を大きく変えていく――。
そして、巻末の著者の言葉から、ご自身の子供(赤ん坊)を見ながら
この子がどんな姿であっても、変わりなく愛を与えることができるだろうか。期待と全く違う姿に成長したとしても?その問いから、「果たして私だったら愛することができるだろうか?」と首をひねってしまうような子が二人生まれた。それがユンジェとゴニだ。
ちょっとありきたりな結論かもしれない。でも私は、人間を人間にするのも、怪物にするのも愛だと思うようになった。そんな話を書いてみたかった。
というような背景で書かれた物語です。
ネタバレになるので、内容はあまり書かないようにしますが、私の心に刺さったのは、ユンジェのこの言葉。
遠ければ遠いでできることはないと言って背を向け、近ければ近いで恐怖と不安があまりにも大きいと言って誰も立ち上がらなかった。ほとんどの人が、感じても行動せず、共感すると言いながら簡単に忘れた。
感じる、共感すると言うけれど、僕が思うに、それは本物ではなかった。
僕はそんな風に生きたくはなかった。
怒りや恐怖は危険な状況に置かれたときにあらわれる防衛本能と言われますが、この防衛本能のおかげで自分を助けることはできるけれども、他人の不幸を看過することもできるのですよね。
痛いです・・・。
今日も又、ニュースでは、戦争のニュースが流れていますが行動しない私。
最近はもう紛争、戦争が多すぎて、ああまたかとやり過ごしている私。
自分の近くの不幸も、視野を狭くしてみないようにしているような気もする私。
そんな風に生きている私のような人を否定するのが本作を書かれた作者の意図ではないと思いますが、痛いです。
私としてできることは少しでも”怒り”に捕らわれず、不安や恐怖に感情を高ぶらせないようにすることかなぁなどと思うのでした。
”愛”がテーマだとは思うのですが、子供のいない私は、”愛”については、まだまだ語る自信がないので。

