子供のサッカーチームで上手な子供やリーダーがいるとします。
上手な子供がいる場合は、チーム全体が頼ってしまう状況となり、チームとしては、バランスが良くありませんし、その子供に負担がかかってしまいます。
また、チームに声の大きな子供がひとりいると、他の子供は、自分の意見や主張を言えなくなってしまいます。チームとしては、風通しの良い状態とは言えません。
上手な子供だったり、声の大きな子供がいるチームは、ひとりの子供におんぶに抱っこの状態になってしまいます。
この様なチームは、その子供が正しい判断、選択をしていれば、チームは順調に回って行くでしょう。
その子供が正しい判断、選択、パフォーマンスをしていれば、安定していますが、ひとたび崩れれば、チームとしては、不安定になり、危機に対して弱いのです。
対処としては、その子供に対抗できる様な子供が必要です。たとえ、サッカーの実力が対抗出来なくても、ハッキリとモノを言える子供がいる事で風通しが良くなり、チームとしては安定してきます。
ただ、対抗出来る子供が居た場合は、その子供は、皆から好かれるということは難しくなります。ハッキリとチーム内が敵と味方に分かれてしまう場合があります。
場合によっては、自分の好きな友達とも意見が分かれたり、敵対することもあるでしょう。
そういう時に、本人がどう対処してチームをまとめていくのかが、リーダーの個性となります。
腕力でいくのか、頭脳でいくのか、その両方で行くのか、1人でいくのか、グループでいくのか、コーチや先生を後ろ楯でいくのか、それらを組み合わせるのか等々。
もしかしたら、「リーダーになんてなりたか無かった」と感じてしまうほど孤独になるかもしれません。
まとめますね。
リーダーシップをとって、仲間をまとめていく場合には、その子の個性によって、まとめ方が違います。
その子供のやり易い方法が見つかるまで時間がかかるかもしれませんし、時間が掛かれば、リーダーの求心力もなくなっていきます。
これからの学生生活、仕事をはじめてからも、チームで物事を進めて行かなければ、解決出来ないことがほとんどでしょう。
その時、この様な経験は役立ってくるのです。リーダーになることだけではありません。チームで活動してどの様に進めていくかを経験する事も含みます。
子供時代に失敗と苦労を、目一杯させてやる必要があります。
その時、家族は外で頑張ってきた子供の休養の場所である必要があります。英気を充分に養って、また、外で頑張れる様にする場所である必要があるのです。