今回は、『相手を気づかう』ということについて、親としても勉強になったお話です。
三男くんが小学校五年生のころ、サッカー部の6年生は、部員の人数が少なく、学年単独では、試合ができませんでした。
そこで、試合のお手伝いに行くのですが、上の学年の子供自身、そして、その親も心中おだやかではないのです。
公式戦で、上の学年を出すのか、下の学年を出すのか、皆、注目するところとなるからです。
コーチは勝ちに行くために、どこのポジションに誰を充てるがベストか?を考えるのですが、上の学年の親達にとっては、我が子を出して欲しいというのが、本音です。
そこへ、お手伝いで行くのですから、下の学年の子供自身も当然そうですが、その親の振る舞い方も大事になってきます。
そこで親の心構え、振る舞い方を学びました。
まず、大事なことは、
『お手伝いしに行ってやってるんだ』ではなく、
『お手伝いさせて頂きます』
という『謙虚な気持ち』です。
なかなかそういう立ち位置に自分を持っていくのが難しいのですが、
『チームのためにお手伝いにいく』
という考え方をコーチから伺いました。
『上の学年のためにお手伝いに行く』というと、どうしても、誰々のため、とか、あの子が出れてこの子が出れないとか、個別の話になってしまいます。
そうではなくて、
なかなかそういう立ち位置に自分を持っていくのが難しいのですが、
『チームのためにお手伝いにいく』
という考え方をコーチから伺いました。
『上の学年のためにお手伝いに行く』というと、どうしても、誰々のため、とか、あの子が出れてこの子が出れないとか、個別の話になってしまいます。
そうではなくて、
『チームのため』に『お手伝いをさせて頂く』
これが、この場合よく使われる方法というのです。
少し話しがそれますが、
チームの運営側の方針を強力に進めるため「チームのため」という主語を大きくする手法は、個々人を協力させる場合に良く使われる方法です。
個々人の視点から見ると、今回の場合、「6年生の誰々が出場できたや、出来なかった」という考え方を否定し、「チームのため」と主語を大きくする事で、個々人の事情を主張させないという効果があります。
個々人の主張を黙らせるのです。
「全体のために」と言った瞬間に、個人と全体を比較し、「全体の方が個人より優先されるもの」という考え方を押し通そうという流れが出来るのです。
ここは、注意する必要がありますね。ただ、こういう場合、この手法が強力な事を実感しました。
話しが少しそれましたので元に戻しますね。
そして、もうひとつ『気づかい』という親としての学びがありました。
それは、こんなことがあったからなんです。
あるお母さんが、『お菓子』を焼いてきて配って下さいました。最初は、
『ありがとうございます』
という素直な気持ちでした。
そして、
そして、
『みんなのために、お菓子を焼いて持って来てくれて、大変なのになぁ』
と思いながら、子供達が、そのお菓子を食べているのを観て、
『ハッ』
としました。
お菓子を食べ、誰もが「美味しいね」と自然と笑顔がこぼれ、試合で気が張っていた雰囲気が一気に和やかになっていたのです。
また、心のこもったお菓子をみんなで食べることでそのお菓子を通じて繋がっているということが、感じられるのです。
一体感が生まれるのです。
『大変なのに、お菓子を焼くのは、何でかなー』
と考えながら、子供の笑顔を観て、
この
『気づかい』
に気がついた時は、結構な衝撃でした。
『こういう気の使い方があるんだ!!』
親だってやはり人の子ですから、
『あの子が出れたのに、うちの子は出れない』
という気持ちがは必ずあります。
そこに、この『気づかい』です。
そこに、この『気づかい』です。
相手を気づかっていることを、言葉では、なかなか、表すのは、難しいですが、こんな、表現の仕方があるんだと衝撃が走り、大変勉強になりました。
まとめますね。
まとめますね。
上の学年を手伝うということは、あの人のため、この人のため、というのではなく、『チームのため』という考え方、そして『謙虚さ』を学ぶ良い機会となります。
ただ、この考え方には個々人を主張させない側面がある事を注意する必要があります。
そして、今回は、なかなか伝わりづらい『気づかい』は、言葉でなくても、伝える方法があるということが大きな学びとなりました。
そして、今回は、なかなか伝わりづらい『気づかい』は、言葉でなくても、伝える方法があるということが大きな学びとなりました。
やーとやっと でした。
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