
国民宿舎「もちづき荘」
春日温泉は、300有余年前の開湯といわれ、春日渓谷入口の山里にコンコンと湧きだす風情ある温泉である。開湯の言われは、猟師が、枕元に現れた菩薩のお告げにより向かった山中の木の下に鹿がおり、そこに温泉が湧いていたところからと言う。このことから、温泉一帯を「御鹿の里」と言うらしい。源泉の薬師堂前には、鹿の像が設置されている。

源泉公園の鹿の像
また、春日温泉のある望月は、中山道の25番目の宿場町であると同時に、古くは奈良時代から御料馬の産地として有名であった。望月小唄に、「…間(あい)の望月 駒の里」と唄われる所以である。望月はまた酒処としても知られ、茂田井間の宿(あいのしゅく)には2軒の造り酒屋がある。酒好きの若山牧水も何度かこの地を訪れ、酒をうたに詠んでいる。
ひとの世に たのしみ多し然れども 酒なしになにのたのしみ
よき酒と ひとのいふなる御園竹 けふ飲みつ よしと思えり
しらたまの 歯にしみとおる秋の夜の 酒はしずかに飲むべかりけり
この人、余程酒が好きだったらしい。

茂田井の街並(1)

茂田井宿若山牧水歌碑
前置きが長くなったが、そんな春日温泉を舞台に今年の同級会は開催された。
依田の当番で、幹事はNG君。遠くは四国から、また千葉、埼玉から、泊り13名日帰り3名計16名の参加であった。
観光気分も…ということで、丸子からのマイクロバスによる送迎付であった。
総勢9名を乗せたマイクロは、途中の立寄り地「大澤酒造」に向け予定どおり集合場所を出発。香さんの投稿にもあるとおり、動き出すと同時に良く冷えた飲み物(ビール)が。さすが幹事!音楽村を散歩して渇いた喉に爽快であった。
久しぶりに会う同級生との話が弾む中、いつの間にか車は旧中山道に入り、茂田井間(あい)の宿へ。江戸時代を彷彿とさせる白壁の民家が並ぶ細い道を静かに進み、目的地大澤酒造についた。杉玉(酒林)が飾られ、造り酒屋の情緒が漂う門をくぐって中へ。
併設されている美術館で絵画を鑑賞した後、2階の資料館なぞには目もくれず、銘酒の試飲。蔵元で飲む酒は、やはり美味い!甘酒もあり、結構人気があった。

大澤酒造にて

大澤酒造(門)

大澤酒造(資料館・美術館)
前述のとおり茂田井間(あい)の宿は、道は細いもののゆるい坂があったり、白壁の家並が続いたり、中山道の面影を色濃く残す情緒ある街並みが残っていて、ゆっくり散策するには持って来いのところである。



茂田井宿の街並(2)
見学を終え、マイクロバスは一路会場となる宿へ。
今回の会場は、春日温泉国民宿舎「もちづき荘」。蓼科山の北懐の静かな山里(御鹿の里)にある温泉である。
出発地の丸子からは意外に近く、途中立ち寄りしても、1時間そこそこで着いてしまった。
部屋割りも済んだところで、宿の近くの散策に出かけた。
山の方向に少し歩くと、右手に源泉公園があった。公園の中心に東屋があり、鹿の像やら、春日温泉の由来やらが記された石碑が建っていた。機械室の脇には源泉がコンコンと湧き、使われない温泉が管から勢いよく流れ出している。水温25度。触ってみても温かい感じはしないが、毎分120リットルの湧出量と言うから結構な量である。使われない分を、川に流しているとのことだが、もったいないようであった。

源泉公園にて


春日温泉源泉
一行は、さらに山方向へ。すると、源泉公園を出てすぐ脇の草原にワラビを発見。これがワラビ取りに転ずるきっかけで、さらに進んだ原っぱでは一面に生えるワラビに、誰かが作っている物ではないかとの不安を持ちながらも、予期せぬ大収穫であった。


誰?

誰?

誰?
【途中で見た斑入り植物について】
山道の途中で見つけた葉っぱの半分が白い植物は何か。マタタビではないかとする者、ハンゲショウではないかとする者に意見が分かれたが、花の格好、全体の姿から、これはマタタビであることが判明しました。ハンゲショウは、葉っぱの半分が白くなるので紛らわしいが、ドクダミ科の植物で湿地を好み、花も穂の形に咲かせるようです。

マタタビの葉

マタタビの花
この日は、旅館の山側を歩いたが、裏手には馬事公苑やら児童公園やら錦鯉の泳ぐ回遊式庭園もあり、ゆっくり散策するには良い環境なので、皆さんまた機会があったら行ってみてください。



馬事公苑
予定の時間近くには参加者全員がそろい、大広間での宴会となった。
席も決まり記念撮影をした後、幹事のあいさつ、前任幹事伊藤(美)さんの乾杯で宴会は始まった。
今回は、遠路参加してくれた人、久しぶりの参加の人もいて、歴史(自分史)、近況、同級生のこと…等、話に花が咲いた。
それぞれに中学時代の面影を残す中で、語られる話には人生があり、重みがあり、60余年の歴史があった。

幹事あいさつ

前任幹事乾杯
宴会も中盤に入ると、いよいよカラオケ大会。ステージに上がってソロで、時にデュエットで…とまあここまではいつものスタイルだが、今回は役者が違った。壇上でフラダンスあり、ダンスあり。いつの間にかショータイムと化した会場は、歌あり笑いあり踊りあり、楽しい限りであった。
唱歌「ふるさと」の合唱でお開きとなったが、今回の大宴会は同級会史上に残るものであった。参加された16名全員の皆さんが、満足されたのではないかと思います。

集合写真(伊藤君提供)































宴会風景


二次会(何見てるの?)
幹事さん、いろいろと御苦労さまでした。お陰さまで、大変楽しい思い出に残る同級会となりました。ありがとうございました。
参加の皆さんも、お疲れ様でした。次回また同級会でお会いしましょう。
今年参加出来なかった皆さん、次回は是非参加してください。みんなでこの同級会を盛り上げて行きましょう!
次回は、来年2月か3月千葉で開催。幹事は、堀ノ内君と山岸(佳)さんと決まりました。
幹事さん、よろしくお願いします。
「ひとの世に たのしみ多し然れども 酒なしになにのたのしみ」
うまい事を言ってくれるよね。
けふは、何の酒とするか。