信廣寺を過ぎ、武石川を渡って間もなくすると、余里の里になる。
「余里」の言われについての犛山説は以前このコーナーで紹介したとおりで、中学校のころの先生の話が記憶にある人も多いと思うが、自然をそのまま残す静かな山里である。ここが今、花桃の里として賑わっている。花桃を植え始めたのは二十数年前からだと言うが、何年振りかで、「余里の一里花桃」を見に行って来た。
来訪者が多いらしく、駐車場も何箇所か作られ丸太の腰掛けも置かれて、花見用の環境が大分整備されていた。

花は満開をやや過ぎたあたりだが、見頃。「一里花桃」と言うくらいで、谷間の道に沿って川端や山裾に長い距離に渡って植えられているが、紅と白の花が咲く風景は見応えがある。今日見たのはほとんど八重であったが、一重のもあるのだと言う。また、同じ木の同じ枝から紅白両方(あるいは同じ紅の系統でも色違い)の花が咲くものがあり、信じ難い話だが実際に見ると面白い。

集落の中心の広場に駐車場があり、苗木なども売っていてここまで来ると安心してしまうが、花桃見物はここで終わりではない。このすぐ先に花桃の大きな木があり、そもそもこの木が始まりだと言う。これを見ないで帰ってしまうと、岩清水詣での法師になってしまうので、注意されたい。

谷間に響くウグイスの声を聞きながらの散策は、爽やかであった。




               余里入口











             余里花桃原木



                咲分け


                咲分け



                咲分け



                接写



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