ブラジル(←劇団名です)の公演。21日に行きました。
いつも応援している、毛皮族の柿丸美智恵さんが出演。

(あらすじ…座・高円寺HPより)
3姉妹は父親がひとり暮らす実家へ帰ってきた。
ひとりは会社から。
ひとりは家庭から。
ひとりは過去の償いから。
父は黙って娘たちを迎え入れた。
家族の<絆>と<しがらみ>をめぐる苦笑系ホームドラマ。


・父の家には、家政婦の女とその兄がいた。その名は今井美樹、でもって兄の名は雅之…どっかで聞いたことがある名前…(笑)。実は2人は別の目的があってこの家に住み込んでいるのだ…。
家政婦のミキさん、この家のお父さんに惚れてしまって、すこーしずつオカシな正体を現してゆく。

・ホームドラマな形態ではあるけれど、子供たちのこれまでの人生が過酷。
◆会社が失敗し、同僚に借金を背負わせて逃げてきた長女。
◆夫と離婚し、舞い戻ってきた次女…実は薬物依存気味。
◆償い終えて刑務所から帰ってきた三女。
これだけ見ると、けっこうシリアスな内容にみえるが、この3人をはじめとして登場人物みんながどこかブッとんだキャラクターたちなので、むしろ大笑い…!
それがラスト近くになるにつれてさらにすごいことに…。

・3姉妹の父親に恋する家政婦のミキさん。
企みが思い通りにならない挙句、奇声を発して3姉妹へ包丁を突きつけ、追っかけまわす…。
最初はフツーに追いかけてたのに、
そのうちに茶の間のセットから直ぐ下の路地部分に飛び降りて追っかけまわしたり、
その茶の間のセット下のスペースから突然出てきたり
挙句の果てにはチェンソーを振り回して、畳の下から飛び出してきましたコントかよ! (笑)

そんなドタバタもあったものの最後はホームドラマらしく大団円。
昔なつかしいドリフのコントを思い出してしまうぐらいに、ほとんどコントすれすれな展開を見せながらも、しっかりラストはきちっとドラマとしての形で収束されていたところは凄いですなあ…。